前著「患者満足度」もいい本であるが、これはデータも豊富で、何よりも読みやすく、 その構成もよく、類書のないユニークな優れた著作である。医療が患者へのサービス業であることを明確に論じ、患者満足度のコアになるものが何であるかを明確に示されている。 患者満足度に関する一連の調査結果は大いなる価値がある。また他業種のサービスの例の紹介など著者がマーケティング、なかでもサービス・マーケティングの基本をきちんと踏まえているその造詣の深さに感銘を受けた。更に患者満足度が財務上の業績につながる点も引き続き研究されようとしていることも印象深い。今後に期待したいものである。日頃医療や医薬ではあまり良書に巡りあえないが、著者のこの本は実に興味深く読むことができた第1級の名著です。