それほど厚い本ではありませんが、文章がもったいぶっているので
イヤに長く感じます。
また、全体を通じて、
「ケースメソッドがどんなに素晴らしい効果を生むか」
について、くだくだと書かれている印象がぬぐえません。
研修の企画担当者はどう研修を準備するべきか、
研修講師はどうあるべきか、
もっと端的に書くことができるはずだと思いながら読みました。
一応はそういった実務上の課題も書いてあるのですが、実践的な
レベルの記述になっていません。
たとえば、学生相手のケースと、実務家相手のケースがあまり
区別されていないのです。学生相手と社会人相手で、気をつける
点は大いに違うはずなんですが、、、。
教育研修担当者をターゲットに書かれているわりに、
著者は企業内研修や成人学習についての知識が少ないように感じました。
たとえば、「ケースメソッドの講師が持つべきスキル」は、
ファシリテーションスキルであるべきなのは明らかなのですが、
著者らは「ファシリテーション」という概念をご存知無いのか、
ひとことも出てきません。
学者先生が書いた本だなと思いました。
暇な時に斜め読みする程度をお勧めします。