「会社を変える」には,企業風土や組織体質などソフトの改革が必要だ。改革のキーは,問題を見えやすくする,つまり,「おかしいと思うことをおかしいと言えるようにすること」である。その第一歩として,「気楽にまじめな話をする場」をつくることを薦める。
具体的には,意欲のある人を10~15人ほど集め,オフサイト・ミーティングを行う方法だ。その際,互いの信頼関係を築けるよう,「聞き合う」ことを主眼とすべきだという。また,改革を進める世話人の育成方法などについても触れている。実際にコンサルティングした現場体験に基づいて解説しているだけに,具体的で説得力がある。
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一般企業で実務につくものの「コンサルタント嫌い」や「バカにしてしまう気持ち」というのは、この本にあるような実務の人間関係、風土体質までを包括した「導入:インプリメンテーション」を提案・実行できるひとが少ない(ほとんど皆無)からなのだ。
僕は、第2章の「風土・体質を変えていくプロセス」というのをとてもも参考になりました。ハード的なVISION、MISSIONや業務フローで「あるべき姿」を作成して「相手に命令指示で押し付ける」ことは幾らでもできるが、そういった場合、シゴトが良く改善できたためしがない(笑)。
実際に「それが、ほんとうにできる(楽になる・効率が上がる・儲かる)かどうか?」は、戦略コンサルのようなトップのみを相手に金を荒稼ぎするコンサルテーションの営業スタイルでは、できない。実際には、現場に入って行き仲間をモチベートして、風土を変えることができるビジネスマネージャーというかリーダーが、必要なのだ。
そういう意味では、この人の本は、実務の現場からの導入が示されている珍しい本だとおもいます。
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