2006年は「ウルトラマン生誕40年」ということでしたがまた同時に多くの関係者が亡くなった年としても記憶しています。この本の著者である実相寺昭雄氏もその中の一人でしたがその訃報を伝える多くの記事は”「ウルトラマン」の監督!という紹介がほとんどでした。もちろんその事実に偽りはありませんが、氏の多彩な業績の中のごく一部にしか過ぎないことがこの本を読むとよくわかります。まさに存在そのものが比類のない面白さを持つ人物でありました。惜しんで余りある死でした。こんなに面白い本が版を重ねずに忘れ去られていることが不思議でなりません。天才は時代を超越していて凡人の理解が及ぶにはあまりにも時間がかかりすぎるせいかもしれません。とにかく中古市場を探してでも一読あれ!