昔「メガミステイク」という本を読んだ。
あらゆる未来予測が、なぜ揃いも揃ってハズレるのかを分析した、たいへん面白い本だったが(題名自体が「メガトレンド」を踏まえた皮肉である)、
その本が「はずれない予測がただ一つある」と言っていたのが「人口構造予測」である。
公衆衛生が発達し栄養状態が改善された先進国においては、今20歳の国民の99%は20年後には40歳になる。
すなわち、これから産まれてくる世代を除き、20年後、30年後の我が国の人口構造は、「既に決まっている未来」なのだ。
本書は、「人口構造」をキーに我が国の現状と将来を地域ごとに分析したものだ。
分析はすべて客観的な数字に基づく。かつ日本全国を文字どおり歩き回った筆者の観察眼によって裏打ちされた指摘は、
常套的な議論に慣れた人々にとっては衝撃的なほど、鋭い。
もしあなたが、あなたの住む地域が、まちが、これからどうなっていくのかということに関心がおありならば、
ぜひ本書を手にとってみられるべきだ。
必ず、参考になる洞察が得られると思う。