著者は、慶應義塾大学大学院教授・経営コンサルタント・公認会計士の須藤実和さん。企業課題の本質を見極め、最適なアクションをとるための方法論を、豊富な企業事例と情報分析のツール、思考のフレームワークを例示しながらわかりやすく解説する。
企業の重要経営課題の解決を図る経営コンサルティングの肝として、「戦略思考による課題解決」と「プレゼンテーション」の2つの手法を具体的かつ詳細に解説している。「3C分析」「ファイブフォース分析」「バリューチェーン分析」「4P分析」「7S分析」「SWOT分析」といったフレームワークの使い方も良く理解できた。
本書の内容は経営コンサルティングだけでなく、たとえばシステム開発プロジェクトの超上流工程にも応用できる。「システム導入による経営の効率化」といったような命題は、まさに経営コンサルティングの場である。
また、膨大な量のPowerPointスライドを作ってプレゼンテーションをしているような方は、ぜひ本書の後半をお読みいただきたい。重要なのはデータではなく、顧客の「行動喚起」であるのだから。