中心となるのはやはりマスコミを利用したパブリシティで、各媒体の特徴や組織、担当者個々の職務権限、仕事の進め方、タイムスケジュールなどをわかりやすくまとめているが、各媒体の強みと弱みを分析している点も注目に値する。新聞を例にとると、「新聞はどの面が読まれているか?」といった話や、パブリシティの中心となる編集局の組織図、取材から紙面化されるまでの流れ、記者クラブのしくみ、記者の気質など、興味深い話が実にわかりやすく、簡潔にまとめられている。
実践的な内容ということで言えば、マスコミを引きつけるためのニュースリリースの作り方や、プレス発表の手順、タイアップの組み方、インタビューを受ける際のポイントなどが参考になる。適宜フォーマットやチェックポイントが示されていて便利だ。また、「危機管理」と称して事故や非常事態が起こったときの対応についても書かれている。
広報担当者のマニュアルとしてはよくまとまっており、広報業務を担当している人や企業の経営者、広報関係の仕事に就きたいと思っている人、マスコミ志望者などにおすすめの1冊である。(土井英司)
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文章で記した内容を、図や表にまとめるのはこういうマニュアル本では一般的な方法ですが、実際「余計分かりにくい」というものも少なくない気がします。
この本の図や表は、コピーして机に貼り付けておきたくなります。
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