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実名告発 防衛省
 
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実名告発 防衛省 [単行本]

太田 述正
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「よろしく」の一言で億単位の金が動く--しかもそれは税金だ。そんなふざけた組織に愛想をつかした元防衛庁キャリアが、返り血覚悟で口利き政治家たちを実名告発した!

額賀福志郎、加藤紘一、中谷元、浜田幸一、大島理森 -- 年間5兆円に迫る巨額予算に群がる政治家たちの生態を、現場の目撃者が克明に明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

防衛省への最後通牒。劣化の極に達した組織の実像を暴く。防衛庁元キャリア独占手記。

登録情報

  • 単行本: 245ページ
  • 出版社: 金曜日 (2008/10)
  • ISBN-10: 4906605486
  • ISBN-13: 978-4906605484
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:単行本
 一般的に政治家の口利きや天下り、それを受け入れる民間企業や法人が問題になることが多い。特に近年防衛省の問題が多くなっているのは、防衛省の官僚組織である内局が完全に腐敗しきっていることが原因という。
 防衛省とは、シビリアンコントロール(文民統制)を文官統制(=内局統制)と取り違えた組織である。防衛省の内局官僚は、世間と交流することも、業界を監督することも、部隊の指揮をすることも無いため、マネジメント能力、英語力、IT能力、危機管理能力全てが無い。なれど、戦争はしてはならないと政府と国民に言われながらも予算5兆円をわたされ、宗主国アメリカに従えと指示されて陸海空の自衛隊の実働部隊を統括しているのだから腐敗するのは当たり前だとのこと。

 安全保障を政治の観点にする方策として筆者は何度かの政権交代と天下り禁止(肩叩き禁止)により腐敗を断ち切り、日本を真剣に考える政治家と官僚を育てる必要があると訴える。民主党は不安との声もある。しかし現民主党の幹部も与党時代に腐敗しているし、宗主国アメリカに逆らえば、民主党政権でもアメリカにより崩壊させられるので問題ないとのこと。
 日本の安全保障の現実を見せつけられる1冊。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
太田述正氏は、防衛庁に入庁し仙台防衛施設局長を務め、自主退職後に民主党から選挙出馬した人物です。

太田氏の、安全保障に関する主張の中核部分を大まかにまとめると、

「戦後から現在に至るまで日本は実質的にアメリカの属国であり、日本国民は自衛隊に『何もするな』と言いながら毎年予算を防衛省(旧防衛庁)に投げ与えている。その根本的な病理の結果として生じる官僚のモラルハザードに乗じて、予算に自民党系政治家・業者・基地周辺住民・アメリカが群がっている」

というものです。

この主張が、本書においては太田氏の実体験に基づいて論証されています。
「主権の機能不全」・「人事抗争」・「利権」これらが複雑に絡み合った事象を丹念に解き明かしています。
防衛官僚にまつわる様々な問題に触れる中で太田氏は常に「単なるキレイごとではない合理的な解決策」を提示していきます。

日本の安全保障に関する知識の涵養、官僚に蔓延るモラルハザードの啓発、そして論理的思考の鍛練に役立つ素晴らしい1冊です。
単なる告発本ではありません。
太田氏の著書・共著書防衛庁再生宣言属国の防衛革命に続いて読みましたが、氏の主張の原点が理解できた点でも有益でした。

そして民主党への政権交代がなされた現在においても、依然として日本の安全保障問題に本質的進歩が見られないのは、氏においては大変残念なことでしょう。

一人でも多くの日本国民が太田氏の主張に触れて、この国の根本的な病理について考えを深められることを願ってやみません。
著者と、レビューをお読みいただいた方に感謝いたします。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
(政治や軍事・安全保障なんかよく知らんが)税金の無駄使いは許さぬという納税者の
「いったい防衛省は何をやっているんだ?」「口利き政治家はけしからん」
という感情と「そもそもなぜこういう構造になっているのか?」という疑問に対して、
明快かつ論理的な正解を提示してきたのが太田述正氏だ。
その一貫性と言行一致ぶりは履歴から明らかである。

本書もその例に漏れない。ただし「防衛庁再生宣言」や「属国の防衛革命」(共著)、
あるいは太田コラムに目を通している層からすると、ほぼ既知の内容である。
太田氏の持論全てを是とする読者では無論ないが、ユニークネスな話題が少ないように感じた。
今回は残念なことに(?)ほぼタイトルどおりの内容だ。

版元からすれば、当時、かつてのインサイダーによる実名告発は
タイムリーに与党批判の材料になるという点を非常に重視した経緯があるのだろう。
佐高信氏による本書の「解説」を読んでそう感じた。
太田氏の防衛庁キャリア現職時代に、中村喜四郎防衛庁政務次官(当時)からの
「私にしてもらいたいことを聞かせてほしい」との問いに

「集団的自衛権の問題を何とかしてほしい」(集団的自衛権を認めさせてほしい)

太田氏の言葉を聞いて中村氏は数秒間沈黙し「君、変わっているね」と答えたという。

このエピソードに佐高氏はふれ、
「この問題について、版元の立場は、まったく違う。それを認めさせてはならない
と思っており、それを護憲のある種の生命線と信じている。」(P244)
「青臭い議論をし、政治家にゴマをすることができなかった著者は〜」(同上)

「解説」はある意味必読である。佐高氏は「解説」にあたって太田氏の他著作
を読んでいないであろうし、その咀嚼もおそらく試みていないであろう。
そうでなければ「護憲」という言葉と、同じページのすぐ後に
(集団的自衛権問答をして)「青臭い議論」と簡単に一刀してしまう表現を
書き連ねる愚を犯すはずがあるまい。
だから、これは同胞たる「左」に対しての自己と版元の立場の「解説」臭が濃厚である。
(自爆でもあるし、誠に天真爛漫な態度、とも言えよう)
「左」であっても「米軍サマにひたすら護っていただく」のが「現実的」という潜在意識
のなせる業である。

ちなみに太田氏には「集団的自衛権を認めるか否かは、現代日本において
政治家と政治屋を分かつ重要なメルクマール(判断基準)」という旨の金言があるが
これは言論人にもおそらく有効だろう。

なぜならそれは左右を問わず「自国について、外国に安全保障と外交(自国民の生命)を
一方的に預けることを所与の条件と看做すか否か」に他ならないからだ。

A 現状認識に共通する点が多々あるが結論が180度異なる。現実としては抵抗勢力
  として機能する。
B 現状認識の相違があるが結論と目指す方向性はかなり近い。

どちらがマシなのか。そしてメルクマール云々がなぜ金言かは太田氏の他著コラム等も
読んで、ぜひ諸兄姉のアタマで判断してほしい。
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