13年にわたりドバイを中心にUAE(アラブ首長国連邦)で仕事をしている著者による、アラブ現地事情。
題名からアラブの大富豪の紹介本かと思って買いましたが、どちらかというとアラブビジネスについての本です。
同じアジアに属しながら、中東となると、オイルマネー、イスラム教、大富豪と、紋切り型で見ていたな、と本書を読み終わって思いました。
アラブ=大富豪というイメージがあるのに、実は世界長者にランクインしている大富豪はあまりいない。それはなぜか、という話から、アラブ式ビジネスマナー(ええーー!と思うような話あり)や、笑える勘違い満載のアラブ人の日本観など、著者の実体験に基づくエピソードが面白いです。
そして、インターネットの普及により急速に変わりつつあるアラブに対し、いつまでもアメリカというフィルターを通してしかアラブを見ようとしない日本が、中国、韓国、台湾などに抜かれつつある現状に警告を鳴らしています。
ドバイで仕事をしようとしている人でなくても、面白く読めると思います。