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定本 解析概論
 
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定本 解析概論 [単行本(ソフトカバー)]

高木 貞治
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「高木の解析概論」として知られる解析学の名著を、著者の没後50年を記念して読みやすく組み直し定本とする。刊行以来70年以上にわたって読み継がれ、その後の微分積分学入門書のお手本となった。数学を学ぶすべての人の座右の書として不動の地位をしめる。新版にあたり黒田成俊による高木函数の解説を補遺として加えた。

内容(「BOOK」データベースより)

微分積分学の永遠の名著。あらゆる数学の教科書が手本とした書。新たに高木函数の解説を補い新版として登場。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 536ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改訂第3版 (2010/9/16)
  • ISBN-10: 4000052098
  • ISBN-13: 978-4000052092
  • 発売日: 2010/9/16
  • 商品の寸法: 23.4 x 18.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ピーノシン トップ1000レビュアー
学生時代に微分積分の参考書として使われた本。
あの当時はあまり使わなかったが、こうして改めて読み直してみるといい本だなぁと思った。(捨てなくて正解だった・・・・)
順番を追って丁寧に読んでいけば、高校3年生くらいから読めるかもしれないが、時間にゆとりがあってかつ将来数学への道を志すならお勧めしたい。
その他物理や化学、工学系の人も数学的原点に帰るべき時が時々ある。
例えばある物理公式を導くとき、数学的厳密性を知りたくなったら、この本を読み返してみるとすっきりくるものがある。
高木先生は何も数学科向けに限定してこの本を書いた訳ではなく、むしろすぐに応用に活かせる目的で書いたと緒言で述べているので、確かに物理や化学など数学を道具として使う分野の学生にもお大いに活用できる内容なのだと、最近読み返して分かった。
著者が亡くなってから随分経つが、名著はこれからも様々な分野の若い学生達の間で生き続けるのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 高木貞治先生の「解析概論」は,第1版が1938年,増補第2版が1943年,著者の死後,黒田成俊先生らによって,改訂第3版が1961年に出版されているが,今回,2010年に「定本」として新装版が発売となった.
 内容は,黒田先生による高木函数の解説が付け加わったほかは,改訂第3版と変わらない.変更点は,LaTeXで版が組みなおされたこと,一部の漢字仮名遣いが改められたこと,である.内容的には変わらないのだが,この組版と,漢字仮名遣いの変更で,格段に読みやすくなった.
 筆者は,初歩の微分積分学(大学1年生相当)を学んだだけでは,現代の科学の問題を扱うには不十分であることを痛感している.このために,中級レベルの独習が可能な微分積分学の教科書を常に物色しているが,この高木先生の「解析概論」が最も内容が充実しており,また,親切であると感じていた.ただ,さすがに,改訂第3版は漢字仮名遣いなどが古く,多くの学生にすすめるのをためらっていた.
 それが,今回の「定本」で,それが改められ,また,LaTeXによる組版により,数式もずいぶん読みやすくなった.これで,安心して,学生諸君にすすめることができる.
 筆者は,研究で数理モデルをよく扱うが,論文や,専門書に出てくる数学で,微分積分学に関することは,ほとんど全てこの本に書かれている,という印象を持っている.積分記号下の微分(積分範囲が函数の場合),完全微分の概念の解説,など,他の中級レベルの教科書ではあまり書かれていないことについても,きっちりとした記述がある.
 理工系の学生諸君,大学院生諸君には,ぜひとも手元において欲しい本である.この手の本にしては高くない.一生使えると思うので,それを考えると安い買い物である.得られるものは,微分積分学に関する(応用として使う立場での)「自由」である.
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私が大学入学後真っ先に読んだ本です。そして大学の数学に最初に弾き飛ばされた高い壁でした…
しかし悪い意味ではなく,誰しも通る洗礼のようなものです。
本書は思い出深く、長くなりそうなので要点だけ箇条書きで。
良い点
・日本の解析の教科書の原点で、とても長い間多くの人に精読されてきたのでいわゆる
誤植や間違いと言った種のものを心配しなくてよい
・日本の過去の高名な数学者も皆これで勉強してきたという安心感、励み、良い目標
設定
・大学方式の数学に頭が切り替わりさえすれば本書は決して難しくない。高木の論筋は
極めて簡潔明瞭、本質ど真ん中を突き進みます。
・出てくる例が適切で、例を知ればもやもやが一気に晴れ理解の速度も加速するでしょう。
・昔から安い!というかパブリックドメインになました。amazonで買わなくても読めますよ!
悪い点
・内容や概念はそんなに古くないのですが、数学用語は昔風だったりします。例えば
「コンパクト」という概念は登場しますがコンパクトという言葉は出てきません。
・大学の教官も言ってましたが、本書の最終章のルベグ積分だけは読まない方が
いいかも。後の世に出版されたもっと洗練された入門書がありますので。
・フーリエ級数の章は、厳密な数学的基礎付け(関数の一様収束)が展開されていますが
工学や情報学で使う応用には足りないので他書でフーリエ変換、ラプラス変換の
練習問題に当たってください。
その他いくつか
・東京帝国大学の雰囲気が味わえます。その時代の格調高い文体です。
・読み終わっても、その後の人生で何度も何度も読み返すことになります。
・おすすめ学習コースはこんな感じ。
1. 緒言を読んで気分を高揚させる
2. 1章から読み始めてあれ?と思うがそれでも無理に読み続けて完全に挫折する。
3. 補遺の実数の定義(デデキントの切断)を読み、全ての理論の出発点を確認して
感動する。
4. 1章から再チャレンジ。今度はスラスラ頭に入る。
5. 級数、1変数の微分、積分で高校でやっていたものの確かな基礎付けを学び、
多変数の微分、積分と進む。その頃には虜になっている
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