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太平洋戦争当時に子供だった著者の視線で書かれている短編が多いが、戦争で失うものが有形無形にかかわらずいかに多いかを痛切に感じた。私自身は著者よりも若く、戦争など知らない世代だが、現在の自衛隊派遣などを目の当たりにすると著者はどんな思いがするだろうかと考えさせられてしまう・・・。
特に「青い苺の周辺」や「父の列車」は戦時下での小さな妹や母親への深い想いを感じた。
全体としては緻密な文体、退屈さは無くどんどん引き込まれて読んでしまう。すべて短編なのも◎。
若い人でも「ほたるの墓」を見て涙が止まらなかった人は読んでみるといいかもしれない。
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