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定本 二十歳のエチュード (ちくま文庫)
 
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定本 二十歳のエチュード (ちくま文庫) (文庫)

原口 統三 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一切の芸術を捨てた後に、僕に残された仕事は、人生そのものを芸術とすること、だった―旧満州(新京・大連)に育ち、昭和19年、第一高等学校文科丙類に進んだ原口は、ランボーに憧れ、詩の世界を希求し、自己の内面をノートに書き綴った。昭和21年逗子海岸にて入水自殺、享年19歳。短い生を映し出す死の鏡の中に彼は何を見ようとしたのか。「純粋精神」の軌跡を示す「エチュード」の決定版に森有正、橋本一明らの追懐を収録。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

原口 統三
1927年1月14日、京城に生まれる。新京・奉天・大連をへて1944年第一高等学校文科丙類入学。ボードレール、ランボーらへの親炙、ヴァレリー、ニーチェとの対決をへて純粋意識と生の相克を詳細な遺稿断章「エチュード」に遺し、1946年10月25日、神奈川県逗子海岸にて入水自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 若さゆえの潔癖, 2005/8/12
若いなぁといってしまえばそれまでです。でも若さゆえの切実さは、人生の密度を思い切り濃くしてしまう。それを痛々しいほどに感じさせられる一冊。藤村操が「万有の真相は唯一言にしてつくす、曰く“不可解”我この恨を懐て煩悶終に死を決す」の言葉と共に死んだいわゆる哲学自殺にも直結する切実さ。潔癖さ。表現を拒絶しつつも「弱気」から表現せざるをえなかった彼のノートの壮絶さは一読の価値があります。彼の享年、19歳に達する前にこの本に出合えてよかった。
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5つ星のうち 5.0 本物の芸術家, 2009/3/6
この作者こそ、本物の芸術家だと思います。
文章には煌めく言葉が満ち、ぐさりと胸を刺します。
愛を求め、真実を求め、美を求めた若者の痛切なまでの自己探求に、共鳴してしまいます。
こんなふうに生きられたら、どんなにいいだろうと、作者のことが羨ましいです。
もし作者が自殺せずに生きていたら、どんなに素晴らしい芸術家になっていたことかと、逸材を早くに失ったことが惜しまれます。

人生に破れたとき、いつもこの本があるなら・・・きっと乗り越えていけます。真実は残酷だけれど、偽物だらけの世界ではもう生きられないと思ったら、この本がおすすめです。
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