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定本想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4)
 
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定本想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4) [単行本]

ベネディクト・アンダーソン , 白石隆 白石さや
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

国民はイメージとして心の中に想像されたものである。/国民は限られたものとして、また主権的なものとして想像される。/そして、たとえ現実には不平等と搾取があるにせよ、国民は常に水平的な深い同志愛として心に思い描かれる。そして、この限られた想像力の産物のために、過去二世紀にわたり数千、数百万の人々が、殺し合い、あるいはみずからすすんで死んでいったのである。―ナショナリズム研究の今や新古典。増補版(1991年)にさらに書き下し新稿「旅と交通」を加えた待望のNew Edition(2006年)。正に定本の名にふさわしい決定版。近年文学・言語研究に重要な示唆を含む研究として社会科学のみならず文学研究においても必読書とされている。

著者について

著者 ベネディクト・アンダーソン 1936年、昆明に生まれる。1957年、ケンブリッジ大学卒業(古典)。1967年コーネル大学ph.D.、コーネル大学教授(政治学・アジア研究)をへて、現在名誉教授。
訳者 白石隆(しらいし たかし)東京大学教養学部卒、コーネル大学Ph.D.コーネル大学教授(歴史・アジア研究)、京都大学教授をへて、現在、 内閣府総合科学技術会議議員、政策研究大学院大学客員教授。著書に An Age in Motion(Cornell University Press,大平賞受賞)、『インドネシア』(リブロポート、サントリー学芸賞受賞)、『海の帝国』(中公新書、第1回読売・吉野作造賞受賞)、ほか多数。
訳者 白石さや(しらいし さや)国際基督教大学教養学部卒、コーネル大学Ph.D.(人類学・アジア研究)。京都文教大学教授(文化人類学)をへて、現在、東京大学教授(教育学研究科)(

登録情報

  • 単行本: 400ページ
  • 出版社: 書籍工房早山; 初版第一刷版 (2007/7/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4904701089
  • ISBN-13: 978-4904701089
  • 発売日: 2007/7/31
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dvrm トップ100レビュアー
どうもここで本書を検索してみると複数の版が混在しているようで、自分が手に取ったのは現在流通の版と思われるのでここにレビューを書いておきます。

 書名は以前から見たり聴いたりしていて読みたかった著作。著者は政治学・アジア研究を専攻しているようだ。内容はきっと有名なのだろう、国家・国家性というものが自明のようでありながら実はそうではなく、歴史的経緯をもって形成されたこと、その成り行きが他の地域に一貫したまとまり(モジュール)として移植されることもあって拡散し、全世界的に浸透したことで事の成り行きを見えづらくした、という筋で議論は進んでいくが、各地域の俗語を表記した文字言語、それを媒介して拡散浸透させていく新聞や小説、帝国主義下の教育施設や貿易会社や行政組織、あるいは人口調査や地図、博物館でさえも宗主国側・植民地側双方に作用して互いに国民意識を醸成させていくきっかけになっていくという話の進み方もさることながら、ラテンアメリカや東南アジアにおける国民意識醸成の具体例が多くあげられているのが非常に新鮮で興味深かった。ナショナリズムを喚起していく隠微でミクロな力の流れ方の描写は、ミシェル・フーコーの著作を想起するところもある。

 本書でも触れているが、国民国家・国家性のメカニズムと親和的だと思われる日本に生まれ育った身からすると、自分の発想の歴史性に気づける面白さというのがあった。ただ、国家は想像の共同体であって歴史的に構築されたものだと言い当てたところで国家という仕組みや働きが実在しているのは事実で、本書は必ずしも身近な生活圏内にあるわけでもない国家や国家性の引力を強く感じてしまうメカニズムの描写という点で、読む人の世界の見え方を変える力のある著書だと思う。うわさに違わぬいい本だった。
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