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定家明月記私抄 (ちくま学芸文庫)
 
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定家明月記私抄 (ちくま学芸文庫) [文庫]

堀田 善衛
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ―源平争闘し、群盗放火横行し、天変地異また頻発した、平安末期から鎌倉初期の大動乱の世に、妖艶な「夢の浮橋」を架けた藤原定家。彼の五十六年にわたる、難解にして厖大な漢文日記『明月記』をしなやかに読み解き、美の使徒定家を、乱世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著。本篇は定家四十八歳まで。

登録情報

  • 文庫: 281ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1996/06)
  • ISBN-10: 4480082859
  • ISBN-13: 978-4480082855
  • 発売日: 1996/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
19才の定家は今の10代と全然かわらないので、総てに「オレの知った事か」と書くし、20代後半の定家は「出世できーん」「上司がバカだと困るわ」と書き、30代の定家は「肩がこる」「歯が痛い」「あああ、痔かも」と嘆く。40代の定家は「子供は父親の気持ちを汲んでくれない」って愚痴る。定家に愛を感じますよ。
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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者堀田善衛が青年時代から暖めて長い年月を要して書き上げた和歌の主家藤原定家の日記。本文の和訳がカタカナで書かれているのは読みずらいが、それは本の一部であり読んで行くうちに慣れてくる。青年から壮年時代の定家の和歌と彼の日々の生活、大遊戯人間としての後鳥羽院への宮仕え。平家が滅亡するのを横目に苦労して生きた定家。当時の後鳥羽院の取り巻きの人々の生活は呆れるばかりであるが、その中から和歌が完成されてゆく。著者のお陰で定家の日記が現代に甦って平安末期を体験できる本だ。和歌への理解も深まる。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道Walker VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
紀州路、熊野街道では王子社の多くに明月記からの抜粋資料が掲示されています。 これを読みつつ足を進めるうちに、後鳥羽院の随員のひとりになったような気分になってきます。 藤原定家は、後年、正二位、権中納言まで出世し、後世には小倉百人一首を残し、現在もなお歌道の名家として残る冷泉家の祖としても名を残しました。
しかし、その定家も後鳥羽院の熊野詣に随行したときには四十歳、ようやく前年に昇殿を許されたばかりです。自分の子どものような少将どもと混じり、情けなさに身の不運を嘆いたり、、院のわがままに振り回され、咳病など持病をおしての宮仕えの苦労もあるなど、800年前の官僚の日記が身近なものに思えてきます。文明は進んでも人間のやっていることというのは、たいして変わらないものだということをあらためて感じさせます。
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