今までは、夜空の月や星を見上げては、美しいな、今日はこんな形だな、と思うくらいでした。
あの星はなんて名前だろうと思っても、天文学みたいなモノをイメージしていて、いつか覚えればいっか、と夜空を眺めては、何年もそうしていました。
姑に感化され俳句をはじめようと思ったのですが、こうやって見上げてる、今だけの美しい夜空を歌にしたいと思った時、言葉が浮かばない。そうこうして、書店の俳句コーナーで、この本に出会った時は、衝撃さえ感じました。
美しい夜空の月星の写真の数々、そして美しい日本の言葉。他の方のレビューにもありましたが、不思議な感覚を覚えました。写真の夜空に心がすい込まれるような、五感が研ぎ澄まされるような何とも不思議な感覚です。
写真にはそれぞれに、何行かの俳句や和歌、ギリシャ神話、各国の逸話など添えてあり、昔の人も、夜空に思いを馳せていたんだなと、時空を超えて同じ夜空を見上げているように思えます。
これから長らく側に置いて、楽しんでいけそうな本です。