書店で宙のまにまにを手にしたとき、きらきらした笑顔の天文少年少女たちが表紙なのを見て「なんか楽しそう」と思った。
気になって購入、読んでみると、きれいな絵の力によって描かれる人物たちの躍動感と、理屈ではなく物事をただ好きになるという人間のエネルギー、青春のひとときに光る夢の力とも言うべきものを感じた。
主人公は口下手だけど優しくて、不器用で人間らしい悩みやさびしさに惑ったり、竹馬の友である少女は爛々と、ほがらかにひたむきに星への情熱を主人公に(そして僕らに)言葉とアクションで語りかけて来ます。
ときにページ全てを使い描かれる世界と彼らにはこちらも引き込まれ、絵で誤魔化すという悪い漫画が多いなか、絵という表現法の持つ可能性を見せてくれる作品だと感じました。
僕は既に発刊されているぶんを全て読了し、次が待ち遠しい気持ちです。
いい漫画ですよ。