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官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
 
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官邸崩壊 安倍政権迷走の一年 [ハードカバー]

上杉 隆
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

首相交替、政局混迷。
全ては、この「お友だち内閣」から始まった――。
暴走する側近、次々と離脱する閣僚、決断しない総理大臣……。
わが国の「司令塔」で繰り広げられていた信じ難い稚拙な悲喜劇の数々。
安倍政権、退陣までの全真相に迫った驚愕の内幕ドキュメント!

内容(「BOOK」データベースより)

二〇〇六年九月、支持率七〇%を誇り華麗なる船出を果たした安倍政権。直後、前任者が果たせなかった中韓への電撃訪問を成し遂げ、輝かしいスタートダッシュを見せていた。その十ヶ月後、支持率が二〇%台に落ち込む惨状を、誰一人想像していなかった…。機能強化を謳いあげた首相官邸は、いかにして坂道を転げ落ちていったのか。安倍政権迷走の一年を検証する。

登録情報

  • ハードカバー: 236ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/8/23)
  • ISBN-10: 4103054719
  • ISBN-13: 978-4103054719
  • 発売日: 2007/8/23
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 21世紀のケインジアン トップ500レビュアー
形式:ハードカバー
 安倍政権が支持率70%という圧倒的国民の人気に支えられて政権を船出し、安倍自身も「国を変えていく」という気概を持って政権をスタートしたにも関わらず、10ヶ月後にはその支持率も20%台に落ち込み、あえなく突然の政権放棄。さんざんに叩かれたのはワシらの記憶にまだ新しいんだ。

 そのひとつの原因として閣僚の相次ぐ不祥事、そして機能できなかったばかりか、首相自身を支えるスタッフ、世耕や塩崎そして秘書官井上たちの内紛という真相が描かれている。

 それよりも、怖いなぁと感じることが大きくひとつ。
 それは、今や世論に与える影響は圧倒的にテレビというマスメディアが突出しているということだ。新聞読者数の落ち込みもあろうが、何せ世論と言うものは、テレビの報道から伝わる切り口を「正義の味方」のように真に受け、またそれをテレビが煽るという構造が出来上がっているのだな。
 新聞は、いつのまにか社会の木鐸というよりも、社会の話題を暴く「言いだしっぺ」の役割であり、それを国民が喜びそうな「迷惑なお話」だと思えば、テレビが飛びつく。毎日やる。みのもやれば、小倉もやるのだ。

 かといって、テレビがいかに情けないメディアかということも知っておかなければならない。自らのフリーハンドで何でもかんでも好きに言えるばかりではないのだ。 スポンサーの圧力、政界の圧力、アメリカの圧力。その中で許されるべき事のみを、許される範囲でしか放送しない。ギリギリまで言うけども、言ってはいけないことは絶対に言わない。そんなゲームなのであるからにして。
 うっかりと言ってはいけないことを言ったコメンテーターは、次回から干される。
 言ってはいけないことを言いそうなコメンテーターは、絶対に呼ばれない。
 その真実を知って、テレビを眺めないといけないのだ。

 著者の「ジャーナリズム崩壊」にも書いてあった、ジャニーズ事務所の「ジャニー喜多川氏」のタブーについては有名な話だ。絶対に言ってはならないトップシークレットなのだ。日頃、元気のいい、言いたい放題のゲストも、絶対にこれだけは言わない。言ったが最後、テレビに出られなくなること間違いない。
 万が一、少しでも口が滑ったならば、次の日からジャニーズ事務所のタレントは一切出演しなくなり、局の幹部の首が飛ぶ。裁判沙汰ネタも新聞も書けない。テレビ局はすべて新聞社の系列であるからにして。
 あまりにも有名な話だが、ついつい忘れてしまっているのだ。
このレビューは参考になりましたか?
43 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
ちょっといまさらかな・・と思いつつ、
今年一番の出来事は今年の内に、と思って読んでみた。

本書は圧倒的な人気を元に安部政権が成立してから、
ガラガラと転落していく過程を、著者の取材を元にまとめたものだ。

安部政権が迷走した理由。
安部首相本人の優柔不断、無能な側近、叩いたら
いっぱい埃がでてくる閣僚・・、そして小泉元首相の負の遺産。

これを読めばどうしてここまで安部政権がダメだったか、
よく理解することができる。色々なエピソードや関係者の
発言も交えているので、読みやすい。

ただ、少しだけ気になるところが。

著者は安部首相辞任時の「麻生謀略説」を流したという話もある。
(麻生謀略説について当事者は明確に否定し、謀略自体に疑惑がある)
”自分の手柄”を強調したがるのは首席秘書官もジャーナリストも同じだろう。
また、本書でよく名前が出てくる井上秘書官について相当こき下ろし
ているのも気になる。最後の方には悪意を感じた。
まぁ事実だったら仕方ないが・・。

そう考えると、本書の内容を全部鵜呑みにしない方がいいかと。

本の内容自体は読みやすく、政治のウラがわかっておもしろいので
興味のある方は読んで損はないと思う。

☆4つ。
このレビューは参考になりましたか?
39 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:ハードカバー
タイトルが全てを表している。安倍政権が“なにをしたか”ということにはまったくといっていい程触れていない。書かれているのは“なぜ駄目だった”のかということばかりだ。

著者はその原因を、所謂「チーム安倍」と呼ばれる側近達の無能力や暴走にあるとし、安倍氏の総裁としての資質自体についてはあまり言及していない。そればかりか、彼らに足を引っ張られた安部氏に対する同情が感じられるような文章も見受けられた。

こういう内幕ものの真相は結局のところ当事者にしかわからない。だから、著者が書いていることが真実かどうかはわからないので単なる印象になってしまうのだが、わたしはこの本に登場する「チーム安倍」を構成するメンバー、例えば塩崎氏・世耕氏などの姿がテレビ画面に映し出されていたときに、彼らの話し方や立居振る舞いから、“ひ弱さ”や“小物感”といった雰囲気を感じ、これが政権中枢にいるべき人物なのだろうかという疑問を持っていたので、著者が書いていることは核心を突いているのではないだろうかと思えた。

ただ、全てが著者のいうとおりだとも思えない。この本でもっともその能力を否定されているのは、秘書官の井上氏なのだが、彼に対する著者の筆致は個人的になにか恨みでもあるのか?と思えるほど感情的で攻撃的だ。

また、著者の職業を考えるともっともな視点だと思えないでもないが、チーム安倍が講じたメディア対策への否定の仕方が、メディア(報道する側)からの視点に偏っていて、受け取る側(視聴者、有権者)の視点が殆んど考慮されていないことだ。読んでいて何度も“メディアはそんなに立派で偉いのか?、”“メディアの視点が全て正しいのか?“という思いが何度も頭をよぎった。

興味深い一冊ではあったが疑問符も残る一冊でもあった。
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