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官邸主導―小泉純一郎の革命
 
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官邸主導―小泉純一郎の革命 [単行本]

清水 真人
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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官邸主導 小泉純一郎の革命
大臣というポストに対する国民のイメージが変わりつつある。かつては党内派閥、族議員、官僚の思惑など、自分たちがあずかり知らぬところで成立する“妥協の産物”というイメージが拭えなかった。しかし、今は「小泉純一郎内閣総理大臣自らが呼び集めた閣僚たち」という印象が強い。

本書は、日本経済新聞社の経済解説部編集委員である著者が、過去10年間に官邸で繰り広げられた政治史を取材、分析し、政策決定のメカニズムが官僚主導から官邸主導へと変貌を遂げる過程を明らかにするドキュメント。

不良債権処理を巡ってリーダーシップを一切発揮できず、旧大蔵省に処理を丸投げした村山富市政権に始まり、政治主導の道へと転じるきっかけを作った橋本龍太郎内閣、小渕恵三内閣における、政官財の主役たちによる駆け引きを描く。また、小泉時代への幕間と見られがちな森喜朗政権下で、今日の官邸主導政治の象徴である「経済財政諮問会議」のお膳立てがなされていた事実を明らかにする。

小泉改革が“変人のこだわり”などでは決してなく、官邸主導を目指す改革の必然であったことを示すと同時に、「冷静な意志と戦略を併せ持った改革者」という、小泉首相が持つもう1つの姿を浮き彫りにする。


(日経ビジネス 2006/03/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

非主流派閥の「変人」政治家がなぜ「戦後最強の宰相」となり得たのか。

登録情報

  • 単行本: 409ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2005/12)
  • ISBN-10: 4532351901
  • ISBN-13: 978-4532351908
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 20 x 14 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 興津
形式:単行本
 官邸主導の政治を模索する過去10年の動きに迫る力作。時の総理や有力政治家だけでなく個々の官僚や民間人にも光を当てて、政策決定の過程を浮かび上がらせる。

 中でも経済財政諮問会議が動き出した森政権末から小泉政権の話が半分以上を占める。予算策定の主導権をめぐる財務省と諮問会議の闘い、三位一体改革をめぐる各省と諮問会議の駆け引きなど、興味深い。諮問会議の議事要旨を読んでいる人でも、「やはり」と思う部分と「そんなことが」と驚く部分があるだろう。

 属人的な要素の大きい今のシステムは、小泉後の政治に改めて不安を抱かせる。

 官邸主導が機能しなかった時期の記述は、もっと簡潔にした方が良かっただろう。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:単行本
それまでの派閥連合体という自民党政権下の議会制民主主義が抱えた意志非決定のメカニズムが、小泉政権によって根本的に変えられたことを真摯に考察している。そして、それが単に小泉本人のキャラクター分析などではなく、自民党本部が呑まなければ何も動かなかったという「双頭の鷲」のシステムが(全会一致の総務会!)何も変えられない状態を生みだしていたことへの反省から、政権交替可能な二大政党制を目指した小選挙区制を生みだし、小選挙区制度に「総裁や党執行部が独裁的な権力を持つ」と最も反対した小泉が、実は橋本政権以降、着々と強化された首相の権力基盤を武器に、一気に医療制度や道路公団さらには郵政まで変えてみせたという、皮肉な流れを大河ドラマのように浮かび上がらせている。

 著者によると小泉が郵政解散に打って出た背景には、三木首相や橋本首相が解散権を公使しなかったことへの歯がゆさだったとしている。小選挙区によって派閥が融解し始めた時期に首相となった小泉は、派閥の思惑など関係なく解散権は行使できたし、「衆院議員全員のクビを一瞬にして切ることができる衆院の解散権」(p.320)という内閣総理大臣しか持っていない権力の本質をとことん考え抜いた末のことだとしているが、もっと師である福田や岸の影響なども考え合わせるべきだとは思う。小泉首相は個人的な取材はあまり受け付けないためからなのか、そこらあたりの取材不足がやや残念。最も心配なのは、ポスト小泉よりも、官邸主導の基盤となる経済財政諮問会議をうまくまとめるポスト竹中の存在だとか、官邸を支えるスタッフの体制整備だ、なんていうあたりも新味はあった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By DM
形式:単行本
この本は、批判でも賛美でもなく淡々と小泉純一郎元首相が
なこれまでと特異であり、その変革に至るきっかけはなんだった
のかを橋本内閣までさかのぼって良くわかるものでした。
また、小泉氏は大蔵政務次官以降いわゆる大蔵族の政治家で
良く国家予算のことを長い間見ていたのでしょう。非常に
ポイントを絞った改革だったのだと思います。

2000年に大学に入ったため、それまで関心の無かった政治の
リアリティが無い時代の背景が良く見えた。

小泉・竹中路線に対して単純な対米追従、市場原理主義であると
批判する人は是非一度読んで頂きたい。

行財政改革は小泉独特のものではないし、橋本首相も郵政民営化の
必要性は感じていたに違いない。また、靖国神社の参拝は賛否は
ともかく少なくても反中国・韓国である以上に、信頼を得ていない
状態で断行したのであればアメリカでこそ問題になったはずである。

一方、竹中平蔵氏の政治センスには驚きである。もちろんこれは
いい意味でだが、与党、官僚等相手に一歩も引かない姿勢と、
改革派官僚を使いこなした力は今の日本に必要であると思える。
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最近のカスタマーレビュー
おもしろくない
字が小さめで行間も狭く読みにくかった。
小説風なのに全然おもしろくないのはなぜだろう。
文章に品格が足りないように思えた。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: チコ
激動の時代を振り返る
与謝野馨や竹中平蔵、橋本龍太郎、そして小泉純一郎といった人々に焦点をあわせて改革に費やされた日々を総覧しようとした作品。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/16 投稿者: 白夜
評価できない
最初に、本書に否定的なコメントには役立たないという票が多いことを言っておく。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/14 投稿者: orca3
政治にまじめに興味がある人のための本
本書は、筆者が日経ネットで書き続けてきたコラムの集大成。
渇いた筆致で淡々とつづられるスタイルは、内容と相まって... 続きを読む
投稿日: 2006/12/29 投稿者: ヤンソンス
新聞記事を並べただけでは
細川政権まで戻って小泉政権を検証している。その努力は買おう。しかしだ、細川政権まで時計の針を戻したためか、400ページ強の大作の大半が長々と過去の政権の記述に費や... 続きを読む
投稿日: 2006/12/20 投稿者: 時計台の庭先
ラ・マンチャの男!
 安部総理のモタモタぶりを見るにつけ、小泉さんの破壊力はたいしたものだったと思う。今となってはあの郵政選挙が懐かしい。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/16 投稿者: Keith Rock
永田町の権威本
... 続きを読む
投稿日: 2006/12/13 投稿者: 永田町少女隊
政策決定分析の黎明
... 続きを読む
投稿日: 2006/12/10 投稿者: 楠木 佳史
権力に関する冷徹なリアリスト
常人には理解しがたい思考と行動をとる故、しばしば「変人」と称される小泉純一郎。「官邸主導」を読んで、小泉の思考回路が少しは―あくまで少しだが―判ったような気がした... 続きを読む
投稿日: 2006/10/9 投稿者: 藤岡清
「小泉劇場」の生々しさが伝わってくる
 系統は中公新書の一冊である『首相支配』と

同一です。

 が、この本とそれの違いは『首相支配』が... 続きを読む
投稿日: 2006/7/9 投稿者: 藤崎健一
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