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官僚病の起源
 
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官僚病の起源 [ハードカバー]

岸田 秀
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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官僚病の起源 + 官僚病から日本を救うために―岸田秀談話集
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

なぜ官僚は腐敗するのか。日本の官僚は優秀かつ清潔で、日本は官僚でもっているという幻想は崩れた。その原因をエッセイの気楽さで鋭く分析する表題作始め、岸田秀の自在な目が、日本人の奇妙な病理を解剖する痛快な書。

登録情報

  • ハードカバー: 239ページ
  • 出版社: 新書館 (1997/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4403230482
  • ISBN-13: 978-4403230486
  • 発売日: 1997/01
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
官僚病理論 2004/5/14
形式:ハードカバー
あまりにもすばらしいので、あちこちで大きな反響を呼んだこの本の中の官僚病理論を紹介します

(1)官僚組織は本来、国のため国民のためのものであるにもかかわらず、自己目的化し、仲間内の面子と利益を守るための自閉的共同体となっている
(2)しかも、その自覚がなく、国のため国民のために役立っているつもりである

(3)共同体のメンバーでない人たち、すなわち仲間以外の人たちに対しては無関心または冷酷無情である
(4)同じことであるが、仲間に対しては配慮が行き届き、実に心優しく人情深い
(5)身内の恥は外に漏らさないのがモットーで、組織が失敗を犯したとき、失敗を徹底的に隠匿し、責任者を明らかにしない

(6)したがって、責任者は処罰されず、失敗の原因は追及されないから、同じような失敗が無限に繰り返される。

日本は精神分裂病なため、英語をかっこいいと思っていても英語が話せないという「英会話という病気」もおもしろいです。

その他、フランスを精神分析して、なぜシラク大統領が核実験をしたのかという文章。フランス革命が被害の割にはたいして効果がなかった、ということをフランス人は気にしているらしいです

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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:ハードカバー|Amazonが確認した購入
 新しい視点は、日本人というのは、昔から鎖国したがる性癖を持っているのだ、という大きな仮説を立てたところ。証明しようもないことだが、岸田さんは、「日本というかヤマト政権は、おそらく百済の植民地だったのだろう」「その元の百済が新羅に破れたために、植民地だけが残って独立したのが日本の成り立ちではないか」と推論する。ここらへんは、『日本社会の歴史』網野善彦とも重なり合う部分がある。

 ヤマト政権は白村江の戦いで百済の植民地として参戦したが、唐・新羅連合軍に惨敗したため、それらの勢力への対抗上、地域ごとに存在していた自閉的共同体が、おそらく最大勢力だったヤマト政権を中心に「日本」という国をつくらざるをえなくなったと。そして日本の起源が国外にあったという事実を覆い隠すために天孫降臨の神話をつくり上げ、アイデンティティを築いた、と。この自己欺瞞を正当化するために、日本は昔から朝鮮半島への出兵をくり返し行い、しかもそれを実行した豊臣秀吉やせっついた西郷隆盛などはなぜか人気がある、と。それは「失地回復」という日本人の潜在意識に働きかけているのだ、と。

 また、イヤイヤ開かざるを得ないという気分があるから、日本人は英語をしゃべりたくない精神構造がある、というのも面白かった。だから日本人の英語は下手だし、英会話スクールなんてのはみんな確信犯的なサギだ、みたいな。フランスが実は独裁者が好き、というのも納得できる。それは200万人が死んだのに、実のところ、あまり成果らしい成果がなかったフランス革命に対する自信のなさが原因だという。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By レット・イット・ブリード VINE™ メンバー
形式:ハードカバー
 歴史を精神分析する著者の手法をあなどってはいけない。

 「官僚病の起源」も「日本人の起源」も「日韓の相克」も歴史を「精神分析」してしまうと全て解けてしまうのだ。

 大雑把に言えば、「歴史」とは「発掘」と「文献」である。そこには自ずから限界がある。

 その限界は「精神分析」で乗り越えられるのか。

 歴史は「人間」がつくるものだ。ならば歴史に「精神」があって当然である。

ならば、歴史に「精神分析」があってもおかしくはない筈、ではある。

あとは、読み人の感受性次第に違いない。

一言加えれば、「嫌韓」「韓流」という言葉にピピッとくる方々は、「タイトル」に興味がなくても本書を是非一読されることを望みたい。

新しい「発見」があることは請け合いである。
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