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官僚のレトリック―霞が関改革はなぜ迷走するのか
 
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官僚のレトリック―霞が関改革はなぜ迷走するのか [単行本]

原 英史
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

民主党はこのまま天下りを乱発し、官僚依存にひた走るのか?霞が関で駆使される“言葉と論理のトリック”を、元行革大臣補佐官がいま初めて明かす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

原 英史
1966年東京都生まれ。東京大学法学部卒、米シカゴ大学ロースクール修了。89年通商産業省入省。内閣安全保障・危機管理室などを経て、2007年から安倍・福田内閣で渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官を務める。その後、国家公務員制度改革推進本部事務局を経て、09年7月退官。株式会社政策工房を設立し、政策コンサルティング業を営む。大阪府人事委員会特別顧問、政策研究大学院大学客員准教授も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 223ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/05)
  • ISBN-10: 4103251514
  • ISBN-13: 978-4103251514
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 2007年から安倍・福田内閣で渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官を務めた原英史氏による霞ヶ関官僚の暗闘記という趣の一冊です。
 現在の鳩山政権民主党政権をはじめ様々な内閣が、政治家と官僚の関係のあり方を時に模索し、時に無策に陥る構造を理解する素材にしたい一冊です。
 野党や非主流派時代は、「官僚叩き」による人気取りに勤しみ、ポストを得ると官僚の振り付けに従順な「理解者」に「成長」する背景構造を知る手がかりとなる。
 原英史氏による本書は、渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官として見た官邸と霞ヶ関とのバイアスはあるが、現在入手し得る類書の中で直近の出来事まで含むものとして意義がある。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
官僚主導は単なる現象ではなくて制度になっているという事がよくわかる。
しかも上司の大臣を含む政治家は「裸の王様」だという前提で制度がつくられている。
たとえば公務員の身分保障という制度によって、官僚人事に大臣が口出しをしない、特殊な理由がないかぎり免職や降格ができない仕組みがある。

野党や非主流派時代は、「官僚叩き」による人気取りに勤しみ、ポストを得ると官僚の振り付けに従順な「理解者」に「成長」する背景構造を知る手がかりとなる。
 原英史氏による本書は、渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官として見た官邸と霞ヶ関とのバイアスはあるが、現在入手し得る類書の中で直近の出来事まで含むものとして意義がある。
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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 著者は経済産業省の元キャリア官僚であり、安倍晋三、福田康夫両内閣で公務員制度改革を進めた渡辺喜美行政改革相の補佐官だった。渡辺行革相の退任後は国家公務員制度改革推進本部事務局の企画官も務めた。その後、退官し、民間の政策コンサルタント会社を自ら立ち上げ、現在も与野党国会議員らの政策企画立案をサポートしている。
 別の評者が紹介しているように「開成高校始まって以来の秀才」とされ、米シカゴ大学ロースクールを修了し、米国の法曹資格も持っている。
 そうした経歴をもつ筆者が官僚の改革骨抜き作業はどうやって実行されるのか、手の内を赤裸々にあきらかにしている。本書はとくに法案作成過程や法案作成をめぐって官僚が展開する論理を紹介し、それがいかに屁理屈に満ちているかを論証している。いわば、改革バトルの現場を知り尽くした「プロ中のプロ」が「霞が関修辞学」のおかしさを赤裸々に解説してくれた本なのだ。
 たとえば、公務員の中立公正という概念である。もともと政治家を含めて公の仕事に従事する人は中立公正であるべし、という当たり前の話にすぎない。ところが、官僚の手にかかると、あたかも政治家は私利私欲に凝り固まっていて「官僚だけが中立公正に仕事をしている」という宣伝材料に使われてしまう。そこから「汚れた政治家たちから中立公正な官僚を守らなければならない」というロジックが展開され、最終的に「だから人事院が必要であり、官と民は本質的に違う」という話になる。
 官僚の論理を理解しないと、改革をいくら叫んでも、どこに落とし穴が潜んでいるかは分からない。「真の政治主導とはなにか」を考えるうえで必読の書である。
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