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官僚たちの夏 (新潮文庫)
 
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官僚たちの夏 (新潮文庫) [文庫]

城山 三郎
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (41件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1980/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101133115
  • ISBN-13: 978-4101133119
  • 発売日: 1980/11
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (41件のカスタマーレビュー)
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By keiji44
形式:文庫
通産省(現・経済産業省)事務次官だった佐橋滋をモデルにした小説。1960年代、日本の産業の国際競争力を確保するために特振法という法案制定に尽力する官僚たちを描いている。結局、この法案は成立しないのだが、官民協調と体制金融という日本の産業政策の基本となる。

こうした統制経済的発想は、やはり戦前の官尊民卑な「天皇の官僚」の発想ではあるが、高度成長期の日本の基盤となったことは事実であり、チャーマーズ・ジョンソンの「通産省と日本の奇跡」、エズラ・ボーゲルの「ジャパン アズ NO1」にも指摘されるところだ。一方、「過当競争を排す」「資源の効率的分配」の名のもとに官僚支配の成立(結果としての天下りの横行)や新規参入の障壁ともなった。ホンダが自動車製造に参入しようと試みた際、通産省が否定的だったのは有名な話だ。

作中では風越信吾となっている佐橋は「ミスター通産省」と呼ばれ、政治家をものともしない大物次官だったが、一度は特許庁長官になって次官レースから外れるなど敵も多かった。次官就任後も、当時の三木武夫通産大臣に比し、「佐橋大臣、三木次官」などといわれた。親分肌で人事好きでも知られ、面倒見もよいが結果として「佐橋派」なるものを生む弊害も残した。佐橋自身は民間への天下りを拒否し、退官後は余暇開発センターの理事長というやや閑職につく。これを評価する向きも多いのだが、実は反佐橋陣営の画策の結果ともいわれている。

城山氏の書き方は対象の人物寄りであることが多く、「官僚たちの夏」でもおおいに風越(佐橋)寄りに書かれている。悪く書かれる当事者にとってはたまったものではないだろうが、この本がなければ佐橋氏や官僚の生態について興味を持つこともなかったかもしれない。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By New JJ-K 72 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
本作品は昭和50年刊行だそうですが、今読んでも決して色褪せておらず、サラリーマンにとっては感じ入る場面が多く自分の仕事人生について色々考えさせられた通産官僚小説でした。

国会を窓枠の視野に入れながら仕事するものの、法案を作成する官僚を身近に感じたことはなかったのですが、先日外務省を訪れた際に初めて日本の官庁街を歩き、その一種異様な雰囲気・威圧感に圧倒されました。

それらが天下国家の為に働く官僚が生み出すものか分かりませんが、本書では通産省というその一組織にあって天下国家を考え、ある者は激務で病気に、ある者は殉職し、ある者は海外に飛ばされ、ある者は気概を持って海外に赴任し、ある者は本流から飛ばされ、ある者は本流に舞い戻り、そしてある者は政治家や他組織の官僚とやりあう姿が描かれています。

主人公の風越を中心に、彼が目をかける人材、彼の目に叶わない人材達がそれぞれの価値観の中で働く(闘う)わけですが、刊行から30年以上過ぎた今でも、組織の中で働く男のそれぞれの生き方、大臣と事務次官の対立、大臣・政府と事務方(官僚)の関係の描かれ方のどれもが全く色褪せていなく逆に新鮮に感じられました。

そして、彼らの個々の生き様を見、感じるにつけ、サラリーマンとしての自分の生き様が今のままで良いのかと自問自答するきっかけとなりました。自分を振り返るきっかけを与えてくれた城山さんに感謝しつつ、ご冥福をお祈りしたいと思います。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
当時の統制経済が良かったのか、悪かったのかは別にして信念を持った熱い男の生き様に心打たれます。

“ミスター通産省”こと風越信吾。
日本のために良かれ、業界のために良かれ、と働いた"夏"の時代から、"冬"の時代の入り口までが描かれていきます。
人を見抜く力は凄いのに、人の気持ち(特に風越自身に向けられた気持ち)に対するへの対処が不器用で、風越の通産人生にも紆余曲折があります。

"国民も政府も俺に黙ってついてこい"的な風越に対して好き好きはあると思いますが、少なくともここに私心はなかったんじゃないかな。

現在の官僚の方にも私心を捨ててますます励んで欲しいと思います。
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投稿日: 5か月前 投稿者: 榎戸 誠
それなりに楽しめる。
官僚がまだ世の中に必要とされ、熱かった頃の話。
投稿日: 7か月前 投稿者: Mshock
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投稿日: 8か月前 投稿者: ふとあご
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投稿日: 13か月前 投稿者: おがよし@CSS
通産省モノ
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この原作を基に、某民放局ではドラマ化された。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: MK5
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