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一方、本書の場合〈信仰〉としてではなく、〈研究対象〉としての宗教に自覚的になりつつある学生向け(さらには院生向け)に書かれているように思われます。
彼らのためには何ができるのか?
U・エコの指摘を待つまでもなく、この世にある良書をできるだけ多く教えてあげること、参照文献を指示することだけです。
このため、素人が読むと「ごっちゃ煮」等の印象があることは否めないかもしれませんが、ある程度の基礎ができた人々にとっては、研究に入っていくための足がかりとなる本と出会うきっかけを与えてくれます。
初心者向けの入門本で、カフカの『城』の様に、いつまでも宗教の周りをぐるぐる遠心的に周っていることに飽きた人は、読んでみてはどうでしょうか?
それが良いか悪いか別として、人生、変わるかもしれませんよ・・
良書との出会いとは、いつだって、そういうものではないでしょうか。
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