広く、世界の宗教事情について網羅した、とても読みやすい書物。
ひとつのトピックスについて2,3ページなので、つっこんだ話は当たり前だができない。
しかし、普段なじみのない宗教への、よい足がかりにはなる。
粗くざっくりと概観してあるので、より知りたい人はさらに一歩を踏み出せばよいだろう。
日本ではあまり宗教の話は出てこないが、じつは世界のことを知るのに、宗教は不可欠な要素である。
グローバル化する世界に向かっていこうとするのなら、政治経済、語学だけでは不十分だ。(日本ではこちらがやたらと重視されるが)
人の心の深いところの、わりと根源的な問題だからこそ、宗教は時に真実を含み、時に非合理的である。
それが宗教のおもしろいところではないか、と思う。