この巻では海に住まう一族の姫「柘榴の花」と、翼を持つ姫「耀よい姫」が出てきます。
柘榴の花と息子の話は、美しい姫を手に入れるお馴染みのストーリーの舞台が海底の王国に変わっただけだけどね。
耀よい姫を手に入れるためにハサンがした数々の冒険談は、変化があって面白かった。
姫が泉で水浴びをしているところでその翼を隠して結婚したんだけど、翼を姫が再び身にまとって自分の国へ去ってしまうところまでは天女の羽衣伝説にそっくりです。
どこから派生した伝説なのかは知らないけど、地域によって独特にアレンジされているのが面白い。
アラビアンバージョンでは、消えてしまった天女を求めて男が旅をする第二部、そして姫と再会してハッピーエンドになる第三部という構成です。
日本のバージョンに比べると長い話になっているけど、変化に富んでいて楽しめました。