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完訳 千一夜物語〈8〉 (岩波文庫)
 
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完訳 千一夜物語〈8〉 (岩波文庫) [文庫]

豊島 与志雄 , 佐藤 正彰 , 渡辺 一夫 , 岡部 正孝
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

狩に出た教王ハールーン・アル・ラシードの前に現れたのは貧乏漁師のカリーフ。「どうだ、ひとつ俺の手伝いを始めて漁師の仕事を覚えないか?」王をしがない貧乏人とかん違いし、こうもちかけたが果たしてその成り行きは?「カリーフと教王の物語」ほか。

登録情報

  • 文庫: 449ページ
  • 出版社: 岩波書店; 〔改版〕版 (1988/7/7)
  • ISBN-10: 4003278089
  • ISBN-13: 978-4003278086
  • 発売日: 1988/7/7
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
この巻では海に住まう一族の姫「柘榴の花」と、翼を持つ姫「耀よい姫」が出てきます。

柘榴の花と息子の話は、美しい姫を手に入れるお馴染みのストーリーの舞台が海底の王国に変わっただけだけどね。

耀よい姫を手に入れるためにハサンがした数々の冒険談は、変化があって面白かった。

姫が泉で水浴びをしているところでその翼を隠して結婚したんだけど、翼を姫が再び身にまとって自分の国へ去ってしまうところまでは天女の羽衣伝説にそっくりです。

どこから派生した伝説なのかは知らないけど、地域によって独特にアレンジされているのが面白い。

アラビアンバージョンでは、消えてしまった天女を求めて男が旅をする第二部、そして姫と再会してハッピーエンドになる第三部という構成です。

日本のバージョンに比べると長い話になっているけど、変化に富んでいて楽しめました。
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第8巻 2007/9/26
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形式:文庫
 この巻は、全巻のうちでも一番充実しているように思える。
 「『石榴の花』と『月の微笑』の物語」おなじみのパターンではあるが、それなりに楽しめる。
 「カリーフと教王の物語」なによりも漁師カリーフのキャラクターが面白い。かなりすごい男かもしれない。教王の妃セット・ゾバイダが、教王の他の女を陥れるというのは何回かあるパターンだ。
 「ハサン・アル・バスリの冒険」全編の内でも、1、2を争える傑作じゃなかろうか。まず話自体を探すという設定がドキュメントで重層的な構造であり、それがミステリアスで異郷的な雰囲気を醸し出し、その上で問題の本話の迫真的な幻想世界描写が、ほとんど眩暈を感じるほどである。文体が抜きん出ている。
 「陽気で無作法な連中の座談集」この中では特に「女の策略」が面白い。なかなか笑える。
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