既刊の『完訳 ファーブル昆虫記』は、失礼ながらフランス語が出来る方が訳した・・・というだけで、ファーブル先生の書かれた昆虫に関する文学的な記述が、それこそ直訳状態だったため、難解を通り越して意味が解らない部分さえ存在しました。(私の理解力不足もありますが・・・)
その点、ファーブル昆虫記を訳すためにフランス文学を専攻された(失礼)といっても過言ではない、Professor奥本大三郎先生が訳されたこの本は、ファーブル先生が日本語で書かれた様な錯覚に陥るほど、完璧な完訳です。
まさに、ファーブル先生を敬愛し、昆虫に限りない愛情を注がれる奥本先生ならではの一冊です。
今まで、私のように某社の完訳本を途中で挫折された方、このシリーズなら一気に読めてしまうのではないでしょうか?
また、見山博氏の細密な挿絵も、非常に素晴らしいの一言です。
本当にお勧めできる『完全なる日本語版・ファーブル昆虫記』、星5つでは少ないくらいです。