各項目を見開き2ページにまとめた構成が良い。学習計画が立て易いし、ちょっとした時間に1項目だけ進めるか・・・といった取っ掛かり易さがある。物によっては参考書が何分冊にもなるこの試験で、手堅く一冊にまとまった本書は試験勉強の能率という点で大変な貢献をしている。ただし、以下の欠点もある。執筆者が分担されている本にありがちだが、各項目間の連携が悪い。例えば、P19での感染症の分類についてはP74で詳しく解説されているのだから、一言「P74参照」とあれば随分便利になる。また、P244−255のような完全に他ページと内容が重複している部分は蛇足だろう。さらに、各ページの○×問題だが、解説されていないことが問われたりしていて、あまり使い勝手がよろしくない。問題は削除してその分解説や図を増やして参考書に徹した方がいいと思う。最後に、法改正等をきちんとフォローしているのかも気になるところ。感染症の分類は次回改訂されるべき。以上のように荒削りな所も目立つのだが、合格に必要な情報を網羅しつつ一冊にまとまっている本としては、一番お勧めできる。