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完全恋愛
 
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完全恋愛 [単行本]

牧 薩次
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?
*
推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下した
究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。
舞台は第二次大戦の末期、昭和20年。福島の温泉地で幕が開く。主人公は東京から疎開してきた中学二年の少年・本庄究(のちに日本を代表する画家となる)。この村で第一の殺人が起こる(被害者は駐留軍のアメリカ兵)。凶器が消えるという不可能犯罪。
そして第二章は、昭和43年。福島の山村にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄・西表島にいる女性の胸に突き刺さる、という大トリックが現実となる。
そして第三章。ここでは東京にいるはずの犯人が同時に福島にも出現する、という究極のアリバイ工作。
平成19年、最後に名探偵が登場する。
全ての謎を結ぶのは究が生涯愛し続けた「小仏朋音」という女性だった。

内容(「BOOK」データベースより)

昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く。昭和62年…「彼」は同時に二ヶ所に出現した。平成19年…そして、最後に名探偵が登場する。推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下ろした究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。

登録情報

  • 単行本: 441ページ
  • 出版社: マガジンハウス (2008/1/31)
  • ISBN-10: 4838717679
  • ISBN-13: 978-4838717675
  • 発売日: 2008/1/31
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gl510 トップ1000レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
この「完全恋愛」は、2009年版の「本格ミステリ・ベスト10」など、各種ランキングの上位にランクされている作品なのだが、私が読中・読後を通じて、ずっと感じ続けていたのが、「これは、推理小説といえるのだろうか?」ということだった。というのも、通常、推理小説というのは、探偵役が、結末に向けて、1枚1枚薄皮を剥いでいくように、真相に近付いていく過程を描いていくものだと思うのだが、この作品には、その過程が全く欠けているからなのだ。

この作品では、昭和20年に起こった第1の事件の真相がただちに解明された後、昭和43年に、「ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く」という第2の事件が起こる。しかし、この事件については、一応、刑事は登場するものの、「刑事からの連絡はそれっきり途絶えてしまったのである」の一言で、あっけなく捜査が終わってしまうのだ(しかも、この第2の事件発生までに、全438ページの半分以上も掛けている)。 

その後の長い伏線の果ての、「彼は同時に二ヶ所に出現した」という昭和62年の第3の事件もまた然りで、平成7年に至り、突然、刑事が「新しい事実をみつけたのです」と現れるのでは、「これは、推理小説ではないだろう」と思ってしまうのだ。 

また、第2、第3の事件の謎自体は、大向こう受けのする奇想天外なもので、素晴らしいとは思うのだが、明らかにされたその真相は、いずれも、とても納得のできるものではない。特に、第3の事件のトリックは、一応、それなりの伏線が張ってあることは認めるが、これが許されるのなら、不可能犯罪は何でもできてしまう安直過ぎる禁じ手だと思う。最後に明かされる主人公の純愛の真相も、とても現実にあり得るものとは思えない。 

ただ、この小説を、純粋な推理小説として見るのではなく、純愛を描いたミステリ味の効いた一般小説と思えば、それなりに飽きずに読める作品ではあったと思う。 
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
快作です。 2009/1/17
By sacsac4
形式:単行本
恋愛ミステリというものを読んだことがなかったので
興味津々でした。
読後の感想としては「面白かった」に尽きます。
久しぶりに快作と出会いました。

正直、主人公の恋愛のオチについては早い段階で
わかっちゃってたのですが、ミステリの醍醐味が
「気持ち良く騙されること」であるとすると、
恋愛小説は「その想いにどこまで共感できるか」
だと思うので、そのどちらともを堪能できました。
恋愛と犯罪の、見事な融合でした。

ちなみに、早々にわかってしまった恋愛オチも、
他のレビュアーの方も書いておられるように
「誰が完全恋愛を成し遂げたのか」という視点で
見るとラストが味わい深いです。

ただ3つある犯罪の中で1つ個人的には
少し釈然としないものがあるので…
☆4つで。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
東京大空襲で家族を失って、親類を頼ってある温泉旅館に疎開した少年。
そこの離れの店子としてやってきた画家とその美しい娘…彼女が、少年の
初恋となる。そしてある夜、初恋の女性のために彼はある犯罪に加担する。
彼女を守るためならなんでもする…その決意が、彼の運命を変えた。

誰にもばれない「完全犯罪」のように誰にも知られることのない「完全恋愛」を
貫けたのは誰か? ミステリーであり、少年が画家になって成長する男の
人生ものとしてもなかなか面白い。最後のドンデン返しは清々しくも
あるが切ない。ちなみに「牧薩次」というのはある大御所作家の別名義
(この名前をひらがなで書いてみると、ほら、見えて来ませんか?)です。
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面白い要素が盛り込まれています。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ケイ
残念ですが、☆2つ!
何とかの第3位?ということで読ませていただきましたが、
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投稿日: 2010/1/25 投稿者: 生意気盛り
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投稿日: 2009/6/11 投稿者: mix juice
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投稿日: 2009/4/4 投稿者: コーキ
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投稿日: 2009/4/1 投稿者: manekikuneco
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