この、「姿なき招待」は確か20年前に読んだ松本零士先生の収集本をまとめた本で紹介されていた記憶があります。もう、昭和30年に発行された当時のB6判のオリジナル単行本を入手しないと読めないと思っていましたが、ホントよかった。なんと、続編までペアで復刻されてビックリものです。このシリーズ(探偵もの)は、戦前や終戦当時から発表された、SFとも、怪奇とも言えないような、(エログロまでおまけに付いていた)幻想小説の世界から影響を受けているのでしょうか。トリックであったかのような、宿敵の怪奇さは、物語後半で因果モノのグロテスクな流れに行き着き終焉に。この後味が悪い読後の感覚は・・・。昭和40年になって発表された漫画の神様の作品、嚢(空気の底)を読んだ後のそれと同じでした。夢雄さんから高雄さんが独立の際には、ピノオと命名させて欲しい。