『完全失踪マニュアル』というズバリ!なタイトル通り、完全に失踪する為のマニュアル本。
第1章『失踪期間1ヶ月編』・第2章『失踪期間数ヶ月編』は、自分を探し回る探偵や自分の関係者とのハラハラドキドキの鬼ごっこを楽しむ様な気分転換する感覚で、気楽に失踪出来そうな感じ。
第3章『失踪期間数年編』・第4章『永久失踪編』は、他人の身分証明入手・整形手術・バレた時は記憶喪失を装う・出家する・戸籍売買.....明らかに犯罪的な方法が含まれており、下手な2時間ドラマや推理小説よりスリルとサスペンスに満ちています。とても現実とは思えません。悲惨な末路は、惨めとしか言い様がありません。『失踪宣告について』で、「失踪したら、自分の回りはこうなるんだ」とちゃんと書かれています。
『完全失踪マニュアル』を読んでいると、「人生は何度でもやり直せる」と実感出来ます。周りの人に迷惑が掛かるので、自分は失踪したいとは思いませんが、選択肢は沢山有った方が良いので、どうしても辛いときは有りだと思っています。自殺する位なら、『完全失踪マニュアル』を読んだ方が良いです。ストレスが溜まり過ぎている人は、下手な癒し本より、気が抜けて楽になれリラックス出来ると思います。『おわりに』は、ちょっとした人生論で感銘を受けてしまいました。貴方の人生が変わるかも知れません。