ものすごい本である。
450ページ2段組みの中に、UFOに関係する謎を解く膨大な量の情報が満載されている。こんなに一度に出しちゃっていいの?と思うくらいの出血大サービスだ。
ここで説き明かされる謎は、「キャトルミューティレーションとマン・イン・ブラック」「ロズウェル事件」「ミステリーサークル」「アメリカ軍事秘密基地の巨大パイロンとパラボラアンテナの正体」「グレイ」「アブダクション(誘拐)とインプラント」「フィラデルフィア実験」「TMD(戦域ミサイル防衛構想)の真意」「チュパカブラ」「イスラエルの失われた10支族」「地球空洞説」「バミューダトライアングル」や、それ以外にあまり知られていない不可解な事件が多数と、多岐に渡り、それらを推理小説のトリックを明かすかのように次々と謎解きしていくため、そのワクワク感と言ったら例えようがないほどである。
最大の興味の対象であるUFOの推進原理の解説など涙物だ。
これらがいずれもアメリカによって秘密裏に開発が進められている「プラズマ兵器」を手掛かりに説明できるのだ。
情報源が1カ所からであるため、話の筋が通っており、今まで真相が全く闇の中だった事柄も含めて、明快な1本のストーリーに沿って解説されている。
一部、著者の推論が入っている部分に関してだけは裏付けがないため疑問符が付くが、それ以外の部分については非常に説得力がある。これを全くの作り話とするには話のつじつまが合い過ぎているのである。
巷で氾濫するおどろおどろしいUFO情報は、アメリカと陰の政府によって操作されており、真実をカモフラージュするためのものであるという注意喚起は、「グレイ」という悪者宇宙人と、友好的で精神的に進歩した人間型宇宙人の両方の情報が錯綜して見えにくくなっている宇宙人情報を整理し直す意味で画期的である。