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安土往還記 (新潮文庫)
 
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安土往還記 (新潮文庫) [文庫]

辻 邦生
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 257ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1972/04)
  • ISBN-10: 4101068011
  • ISBN-13: 978-4101068015
  • 発売日: 1972/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私は引越す事が多いので、その度町の図書館に大部分寄付するのが慣わしです。

歴史小説もかなり読み漁りましたが、そんな私が結局手元に残した歴史小説はこの作品。

五感はもとより、信長の心象風景までをも、読者の心中に像を結ばせる、まさに名人上手の技を見る思いです。
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
”織田信長”を題材にすれば、そこそこの読者と売り上げがついてくる程好まれる故、粗悪な作品も多いのだが、辻 邦生氏の描いたこの書物は、数ある信長ものの中で傑出した表現で、読んでいるというより、この場で”観ている”感を覚える。

一度読み終えると読み返さない私だが、この作品においてはそれをやってしまった。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:文庫
 時は16世紀。故あって祖国を離れ、放浪の生活を送るジェノヴァ出身の船員。彼は宣教師を送り届けて戦乱の世の日本にたどり着き、尾張の大殿・織田信長と出会う。
 これは異邦人の目に映った戦国武将の心と行動の物語。

 十九歳の頃に確かに読んだものの、すでに記憶から抜け落ちてしまっていた「安土往還記」を、縁あって四半世紀ぶりに手にとりました。そこに描かれた信長の心模様の力強さに目を見張り、こういう物語だったのかと思いを新たにしました。

 そう、これは語り手である異邦人が感じ取った、信長の意志の力をみつめた物語です。
 「私は彼のなかに単なる武将を見るのでもない。優れた政治家を見るのでもない。私が彼のなかにみるのは、自分の選んだ仕事において、完璧さの極限に達しようとする意志(ヴォロンタ)である」。

 語り手が信長の姿を、共感をもってこう描写するのも当然です。なにしろこの小説の開巻後わずか数頁目で、語り手自身が次のように強い意志の力を称揚しているからです。
 「そうなのだ。私は自分に襲ってくるすべてのことを、自分が意志し、望んだこととして、それにかじりつき、もぎとり、自分の腕にかかえこまなければならないのだ。どんなに運命が私に追いつき、私の先を越そうとしても、私は必死でその前へ出て、『私がそれを望んだのだ。それは私の意志なのだ』と叫ぶのである」。

 キリスト教の宣教師たちが登場する物語でありながら、絶対的超越神や何かによって人生があらかじめ定められているという考え方を排し、人間が主体的に人生を切り開くことに大きな価値を見出しているのです。

 だからこそ、この小説が描く個々人の強い意志への賛歌は、自分の外にある誰かに人生を託すことで心の安寧を獲得してしまいがちな現代人の胸を鋭く突くはずです。
 自らの意志を強くもって生きる人生の絢爛さを、信長に託して描いた物語。「安土往還記」はそういう物語でした。
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投稿日: 2009/5/26 投稿者: 長年のブラウン・ユーザー
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投稿日: 2008/10/9 投稿者: ともぱぱ
味わいが実に深い大人の歴史小説です
宣教師とともに戦国時代の日本を訪れた異邦人の目をとおしてみた信長が、母国宛書簡の体裁で語られています。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/6 投稿者: gehararigo
ヨーロッパ人も驚嘆した信長の美意識。
南蛮船の船乗りの書簡により、日本人は見出せなかった信長が生き生きと蘇る。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/4 投稿者: サルサホリック
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