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安全神話崩壊のパラドックス―治安の法社会学
 
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安全神話崩壊のパラドックス―治安の法社会学 [単行本]

河合 幹雄
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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安全神話崩壊のパラドックス―治安の法社会学 + 日本の殺人 (ちくま新書)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「日本は犯罪の少ない安全な社会である」という安全神話が揺らぎつつある。しかしはたして、犯罪が増加し、凶悪化が進んでいるという認識は正しいのか。著者は、統計資料の徹底的な読み込みを通してわが国の犯罪状況を分析し、近年の通説が現実を正しく反映していないことを考証。なぜそのような言説が一般的にまかり通ることになったのか、その背景と言説自体がもつ意味を明らかにしたうえで、欧米社会との比較考察をも加えつつ、今後の社会変化と法状況の将来を展望する。法とは何かを問うことを通して、わが国における司法制度や社会関係のあるべき姿について考察した、気鋭の法社会学者による刺激的な問題提起である。

内容(「MARC」データベースより)

「日本は犯罪の少ない安全な社会」という安全神話が揺らぎつつあるが、本当に犯罪は急増し、凶悪化しているのか? 実態分析を基に、安易な通説を批判。欧米社会との比較考察をも加え、今後の社会変化と法状況の将来を展望。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2004/8/26)
  • ISBN-10: 4000220233
  • ISBN-13: 978-4000220231
  • 発売日: 2004/8/26
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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24 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
新発売当時、各マスメディアで取り上げられ、多くの書評も書かれた話題作。それから1年以上経ちますが、全く色あせるどころか、現実がいよいよ本書に追いついてきた感すらあります。大学の教授が執筆したいわゆる「専門書」なのですが、とっつきやすいのは本人の個性によるところが大きいかと。

単に「なんだ、日本社会は安全なんだ」「でも、体感治安は確実に悪化しているから、対策をとらないと」といった結論部分をなぞるのではなく、筆者の視点自体が示唆に富んでいて、引き込まれます。学生だけでなく、マスコミでサツ回りや司法担当をしている人にもオススメです。見えないネタが見えてくるはずです。

このレビューは参考になりましたか?
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
無題 2005/2/7
形式:単行本
社会と法律の関係と、警察やマスコミなどによる情報の操作などを
鋭く書き綴られている名書であると思う。
我々が知らないというだけで、裏ではこんな事が行われているのかと
読めば読むほど愕然としてくる。
また、学術本によくある、一般向けなはずなのに専門用語を書き並べ、
「着いてこられる奴だけ着いて来い」といった、突き放したようなものでなく、
法律などを知らない人向けに身近な話題などで徐々に話を切り出すのは
読んでいる身として、非常に有り難かった。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By eTMkawa
形式:単行本
本書は3部構成です。

第1部においては、犯罪白書などの統計データを実証的に読み込み、

体感治安と現実とのギャップをあぶり出します。

この統計の読解過程だけでも十二分の価値があります。

そして米仏などの犯罪実態との比較を交えながら、

徐々に焦点は犯罪の少ない日本社会の分析へと向けられていきます。

第2部は、いわゆる世間論を念頭に、

我が日本社会が犯罪にどう対処してきたか、

またなぜ市井の我々が安全神話を信じるようになっていったかが、

刑事法システムのみならず、

タブーも含めた様々なバックアップシステムにも言及しつつ、

ときに大胆に検証・回顧されていきます。

第3部は、第1部、第2部を前提に、

では、安全神話崩壊後の我が日本社会において、

いかにして犯罪と向き合っていくかの提言がなされていきます。

キーワードは「共同体」に集約できます。

一読して思ったのは、

本書を魅力的なものにしている最大の原因は、

著者のざっくばらんな語り口にあるのだろうということです。

一見分厚い書物ですが、サクサクと読めてしまうことでしょう。

また、従来の左右・保守革新といった軸を離れ、

同時に、安易に欧米の業績に依拠することなく論証する姿勢にも好感が持てました。

近所の安全が気になる親御さんから刑事司法の実務家まで、

幅広い読者を惹きつける好著だと思います。
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