内容紹介
「安倍政権の三〇〇日」の実績について私たちが行った評価は一〇〇点満点で四〇点にも届かなかった。小泉政権が誕生した直後の私たちの評価が六〇点だったことを考えると、安倍政権の立ち上がりは不合格にも近い評価である。 安倍政権は首相就任直後の中韓訪問など、小泉政権の怠ったアジア外交の立て直しに取り組むなど、実績がないわけではない。それでも評価結果が厳しくなったのは、安倍政権が本質的な課題解決を先送りし、それに答えを出す努力を怠っているからである。(中略) 安倍氏の政権基盤は前の郵政解散での大勝を背景に、前政権の基盤に基づいて成立している。目指すべき社会が大きく異なるのなら、安倍氏はその説明を曖昧にしてはならないのである。 私たちの政権の政策実行の評価作業は小泉政権時を含めて今回が四回目である。二一分野の評価を政策評価の評価基準によってまとめ、二〇万字を超す評価書が完成した。 政治を診断する作業は大変な作業である。だが、有権者こそが日本の政治を選べるのである。その判断材料の一つに加えていただこうと、その要約版をブックレットとして公開することにした。