私も子供に勉強を教えることを職としていますが、難しいです。深い人間関係とそこに深い信頼関係がなければ、とても「他所の子」を引っぱたいたりはできません。「アタシが引っぱたいてんの、わかってくれるでしょ」という理解がなければ、恨みつらみで溝ができるだけで、宇津木さんは本当に真っ直ぐな気持ちで、この難しいことを実践しておられると思いました。自分をいじめる子に対して、「いじめる子に努力して認めてもらおうと思った」という高校時代の話はすごい。その真っ向勝負の素直な発想がただオドロキでした。また、結婚された時のお話も、選手への「告知」もスゴイですね。
「体を鍛える」、「心を鍛える」がガッチリ組み合った「人間を鍛える」について熱く語られた1冊です。1度鍛えられた人間は、どこの場でもキチンと育っていくのだなと希望が持てました。こういう監督に鍛えられ、育てられたチームが金メダルを取ったことに、改めて深く敬意を表したいです。良かったです。