宇宙という場所は人類にとって最後のフロンティアであると同時に
あらゆる意味で究極の場所だと思わせてくれた本。
言い換えれば、本書は
「宇宙という究極の場所で仕事をするために必要な条件は?」
が非常に詳しく生々しく書かれている。
表紙は子供向けの優しい雰囲気なのだが、
書かれている内容は・・・とにかく、何から何までが特別なのだ。
あえて他の仕事で例えるならばF1ドライバーかもしれないが、
宇宙飛行士とF1ドライバーでは背負うものの質と量が違いすぎる。
宇宙飛行士という存在は、恐ろしく過酷で孤独でありながら、
同時に極限の状況下で命を預けあうというチームワークが必要だ。
実際、宇宙飛行士になるためのテストでは
「誰とは一緒に組みたくないか」「家族の不幸を知らせてほしいか」
というような、自分の存在そのものに踏み込むような質問もされる。
これら全てを受け入れ、チームのための答えが出せる人間が、
人類の未来を背負うエリート中のエリートである宇宙飛行士なのだ。
そして何よりも、宇宙飛行士や宇宙船に日本人と日本国が
参加できていることに誇りをもちたい。
私たちは日本という国が持っている能力をもっと自覚するべきだし、
持っている力や提供した資源をもっと活用しないといけないのだと思った。
良い意味で表紙に惑わされず、企業のしかるべき立場の人達に読んで欲しい。