向井千秋さん、若田光一さん、山崎直子さん、古川聡さんの、お母さんにインタビューした本です。宇宙飛行士になるような人が育った家庭は、やっぱりスゴイです。向井さんのお母さんは、お店を経営しながら4人の子に仕送り。80代の今も富士登山するくらい元気なひと。千秋さんは自分の意志で、中3から単身上京なんて…!早くから、精神的に大人だったようです。
山崎直子さんが宇宙飛行士を目指したのも中3から。チャレンジャー号爆発事故を見て「亡くなった女性飛行士の遺志を継ぎたい」、このエピソードにとてもとても感動しました。「できっこない」なんて思わず、壮大すぎる夢を抱いて努力し、しかも25年かけて、ほんとうに実現してしまったのですから。親にだまって留学準備を進めたという周到さにも、なるほどと感心しきりです。
古川聡さんは、お母さんがユニーク! 超常現象や科学が好きで、死んだ小鳥をお母さんみずから解剖して子どもたちに見せたり、家族で流星群を眺めたり。心が自由でのびのびしたお母さんという印象。子供にとって、母親の影響って最大なのだと、あらためて責任の重さをズッッシリと感じるいっぽう、「へ〜、そういう子だったのかあ…」と楽しく読めました。
どの家庭も、手のかからない子、自分でどんどん何でもとりくむ子、だったようで、うらやましい限りです。もちろんここに語られていないこともあるでしょうけれど、夢を難しく考えすぎず、しりごみせず、実現した人たちの話は、とても勇気づけられます。わが子は宇宙飛行士にはならない(なれない)と思いますが、どんな夢でもいいので夢の見られる子、それを実現できる子になってほしいとつくづく思いました。小学生中学生のお母さんに、おススメです!