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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
物理学科の学生が初心に返るための本,
By Hajimety (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 宇宙論入門―誕生から未来へ (岩波新書) (新書)
自分は大学院で宇宙物理を専攻していましたが、狭い領域を血眼になって勉強することで、見えなくなってしまっていたことが、 社会人になってからこの本に出会い、ようやく概観を見渡せた気がしました。 物理学科の学生が、単なる好奇心だけでこの本を読むことができたら、 読み終えた次の日から寝る間を惜しんでワクワクしながら勉強できる日々が続くことでしょう。 肩の力を抜いて、気軽な気持ちで読んでみてほしいです。 「ほ〜、そうなんだ!それでそれで?」くらいで。 それにしても、真空の相転移とかよく思いついたものです。 物理学はしっかりとした数学力と発想力がすべてな気がします。 この本の最後では、生命についても触れています。 著者は、高度な文明をもった生命は、その高度な文明によって自滅する(しかも短期間で)、 というような仮説を書いています。 ということは、この広い宇宙に1000億個の生命誕生が可能な星があったとしても、 宇宙創成から100億年という長い時間の中では、 同時期に高度な文明をもつ生命が存在しないことは、おかしいことではない、と。 読み終えた後、ふと星空を見上げていると、 なんだか、暗闇を眺める地球上の自分を宇宙空間から客観的に見れるような気になります。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
入門本のステップアップとして。,
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レビュー対象商品: 宇宙論入門―誕生から未来へ (岩波新書) (新書)
読んでみて、さまざまな専門用語が出てくるので、ある程度の基礎知識がある人向けと思いました。新書ということもあり補足や図版も最小限なので、読むのに読解力と集中力を要します。 特に用語の相関関係が頭に入っていないと、途中でついていけなくなります。 逆に考えれば、このサイズに筋道立ててまとめるのはすごいことです。 ただ、私のような文系初心者にはやっぱり難しい。理系の大学生ならなんとかなるかもといったレベルでしょうか。 写真や図が多く入った、いわゆる初心者のための入門本から始め、次のステップとしてアカデミックなものもかじってみたいという方にはいいと思います。
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
あまりにも壮大な物語,
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レビュー対象商品: 宇宙論入門―誕生から未来へ (岩波新書) (新書)
宇宙物理学の第一人者である東大教授による宇宙論の入門書。宇宙の始まりから終わり、ビッグバン,暗黒物質,マルチバースなど、 宇宙に関するなぞが網羅的に紹介されています。 門外漢の文系人間なので、立入った感想は言えませんが、 宇宙に関する素朴な疑問にはたいてい答えてくれていると思います。 さすが岩波新書です。一つの標準になる一冊かもしれません。 今年話題のノーベル物理学賞3人の功績にももちろん言及があり、 すごくタイムリーなのも本書を読む一つの価値となるでしょう。 ただ、噛み砕いてあるとはいえ、文系の人には非常に難しいです。 半分くらいしかわからないで終わることは覚悟した方がいいでしょう。 壮大な世界のだいたいの概要をつかむ気で読まないと、途中で挫折します。 そういう意味では、部外者にとっては最初のSF仕立ての5ページに おおすじが集約されているといっても過言ではありません。 本書は宇宙論の成果だけでなく、宇宙論の最前線や生物の未来についても 果敢に話が及んでいきます。ただ、宇宙研究にしても、生命の未来にしても、 日常や想像のかなたを行き過ぎていて、個人的にはあまり心躍るものでは ない気がしました。なにか行くところまで行ってしまったという感じです。 非常に読み応えある一冊です。ここにロマンや未来を感じることが できるかは、その人が科学向きかどうかの試金石となるでしょう。
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