「宇宙戦艦ヤマト」と「海底2万マイル」を足して2で割った様な(?!)大作海戦&冒険アニメですが、なぜか再放送も殆どなく、放映後は忘れ去られていた作品です。特典映像付きDVDセットで再び見られるのは大変嬉しいことです。SF考証的な部分はヤマトよりも詳しく、艦首が分離して潜水艦「シイラ」に、同じく艦尾が戦闘ヘリ「バイソン」になる等の新アイディアもさることながら、やはり血の通った人間ドラマや、何度も危機に直面しながらも、アイディアと熱意で頑張って切り抜ける主人公たちを見ていると、とても愛着が涌いてくる作品です。惜しむらくは、作画が雑でヘタクソなこと。色の間違いや、ハッキリ形や線や色分けの定まらない(変形しながら塗り分けが変わったり……)ブルーノアの作品はちょっと残念。しかし、それを差し引いても、豪華な声優陣、平尾昌晃さんほかの作曲による素晴らしい音楽、川崎麻世さんの熱唱する主題歌などは特筆に値します。また、この作品は1979年秋~1980年春の毎週土曜19:00~の放映でしたが、同じ曜日の17:30~にやっていた「機動戦士ガンダム」とは、主演も同じ古谷徹さんですし、設定にも似た点が沢山あります。主人公の年齢(ガンダム15歳・当作品16歳)・多数(G50%・当90%)が死滅した人類・複数のスペースコロニー(G)と複数の研究センター(当)etc...ガンダムと見比べてみると面白いかも(初期には、ガンダムの安彦良和さんも当作品のスタッフに加わっていました)。ぜひ、初めての方も、当時の視聴者の皆さんも、このスリルと本格的なSF設定・侵略された地球を取り返す熱意のドラマ満載のサブマリン・アクションを楽しんでください。