圧倒的に強い敵に味方は壊滅状態となり最後の切り札ヤマト出撃、、というお約束展開ですが、資源争奪とか環境保護とか今風の理由付けがされています。裁判敗訴を受けて、宇宙戦艦ヤマトとは無関係云々のクレジットもあります。そして肝心のヤマトは艦体に円盤と翼が付くというありさま。作中でも格好悪いとのセリフがありますが、これは進化に備えて拡張スペース?を準備したとの設定。過去のヤマトは発展してこうなるんだという松本氏の意地なんでしょうが、、かえってパチモンぽい。どうせなら完全新デザインにしたほうが潔かった。
物語は1話40分の全5話という短い構成なのに、登場人物の紹介もそこそこに、強大な敵が次から次へと複数攻めてくる。そのせいか、個々の敵は逆に小粒に見えてしまい強大さが感じられず、そうなるとヤマトの強さも伝わらないし、ヤマトが強い理由も描ききれない。。まあ、物語=脚本がダメ、アニメ番組というよりビデオゲームのシナリオレベル。やはり物語が充実してこそ松本スピリッツも活きるというものでしょう。本作に限らず、最近の松本アニメでは物語構成のレベルが低い中で、松本スピリッツだけが空回りしていることが多いですね。
アニメーションの出来としても、同じシーンの使い回しが多すぎるし、派手な動きの見せ場はほぼCG(これも背景合成を変えただけの使い回しが多い)なので、イメージが単調。音楽も宮川メロディーの良さが極一部にあるものの、種類が少なく殆どは単調なゲームミュージックのノリ。
そしてソフト=商品としても、スペシャルボックスという割にはチープなパッケージにモノクロの解説が一枚だけ付属という見栄えの悪さ。ディスク内容も、オープニング・本編・エンディングだけの3構成で特典映像や資料の収録は無いという寂しさ。
こんな松本アニメもあるって知ってる?、、という話のネタにするためのコレクターアイテムという位置付けでしょうねえ。松本アニメファンとしては残念です。