ヤマトの音楽は新作にあたって、やはり宮川&羽田の両氏を失った部分はあまりも大きいです。幸い新曲や編曲に関しては羽田さんの愛弟子の山下康介さんにより(曲数は多く無いですが)担当されています。
今作は劇中BGMとして随所にクラシック音楽が使用されていて、指揮と音響監督は大友直人さんによります。もともとヤマトの音楽はクラシック寄りの音楽要素もあるので相性は良いでしょうか。ただ苦肉の策である事も想像されます。
このCDでは宮川&羽田の両氏のスコアとクラシック音楽の曲数が全体で半々位です。
前半はヤマトの過去の曲や編曲もありつつ、聴きなれた曲が中心で感慨深いですね。
後半はクラシック音楽に、あまり造詣の無い私には少し単調に感じる構成でした。そんな私でも13曲目(SUS大要塞)にグリーグの曲が使用されている事は成る程と思いました。
復活篇のヤマトは過去のシリーズには存在していた女神的な設定がありません。近いのは女王イリヤかもしれませんが過去のシリーズほど神秘的な扱いでは無く同時に音楽も神秘的な新曲がありません。
劇場で観た時、アマール星でチャイコフスキーの曲を使用したシーンが印象的で頭に残りました。
14曲目は「おお!」と思ったところ1994年当時の羽田さんによる作曲で今回は山下康介さんによる編曲作。哀愁があり優雅かつ勇壮さもある曲といった感じです。
山下さんによる新曲「メッツラー」も壮大感のある曲で続いて16曲目の「この愛を捧げて」のシンフォニックバージョンも良いですね。テーマ曲の方はショートバージョンで収録が盛り上がりに欠ける事もあり少し残念。
今回の音楽集としてはヤマト過去作から移行した曲もあるので、既存のヤマト音楽集に及ばない意味で☆3つの感じです。
しかし、半分位の曲は宮川&羽田の両氏によるベスト盤としても聴けますので☆4つの評価とさせてもらいます。