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宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)
 
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宇宙創成〈下〉 (新潮文庫) [文庫]

サイモン シン , Simon Singh , 青木 薫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人は宇宙を知るため、数限りない挑戦を続けてきた。太陽中心モデルを作り上げたアリスタルコスから、相対性理論のアインシュタイン、宇宙誕生の瞬間を発見したNASAに到るまで。決闘で鼻を失った天文学者がいた。世界トップクラスの天体画像分析チームを率いた「メイド」がいた。数々のドラマの果てに、ついに科学者たちは…。人類の叡智の到達点を、感動的に描く圧巻の書。

登録情報

  • 文庫: 374ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/1/28)
  • ISBN-10: 4102159754
  • ISBN-13: 978-4102159750
  • 発売日: 2009/1/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By itgaki トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
下巻のほとんどは、ビッグバン宇宙論が現在認められている状況になるまで、主にフレッド・ホイルを中心とした定常宇宙論陣営との論争にそって、決着をつけた重要な観測が紹介されています。
その描かれている全てが非常に面白いと思います。

上巻から通して感じることは、理論がどれだけ立派でも、その理論から何かが予測されること、そしてそれを裏付ける観測結果がなければコンセンサスが得られず主流となる理論とは成り得ないという厳然とした事実。
気が遠くなりそうな銀河までの距離の測定の積み上げや、偶然ではあるものの妥協しない精神が発見にたどりついた宇宙背景放射の発見など、人間の知性と忍耐が獲得してきた知識の物語が非常に分かり易く、詳しく描かれており、感動を覚えるほどです。
現在理論が先行している最先端の宇宙理論(超弦理論、ブレーン理論等等)も実験や観測が追いつけば新たな宇宙像を見せてくれるのでしょうね。

また、宇宙創成以来の元素の合成過程を予測したフレッド・ホイルは、その発見自体が自分が対峙しているビッグバン理論の裏づけにもなったことや「ビッグバン」の名付け親であったことなど、知らなかったことなので非常に面白いと感じました。
ホイルは非常に優秀な物理学者だったんですね。
ビッグバン宇宙論の中心にいたガモフの性格などが対象的だったことも、これら両宇宙論の論争が傍目には面白く映る要因なのかもしれません。そのような、人物の詳細の描きかたは、相変わらず優れていると思います。

最先端の宇宙論までの紹介ではなく、ビッグバン宇宙論が現在の地位に上り詰めるまでの経緯を語っているのですが、このように登場する人間達が非常に魅力的に描かれているので、宇宙論の知識が無くても楽しめる本になっていると思います。

さすがです。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
古代の宇宙論からビックバン理論まで宇宙に対する人類の見方が長い歴史の中で変わってきた。科学技術が進化する中で、いままでの理論では説明できない事象が発見されたり、未知なる現象が予言される。時の科学者達はその謎を説明しようと奮闘し、成功したときパラダイムが変わる。科学的な考え方、発展のしくみがよくわかるのに加え、著者の広い学識のもと科学者達の格闘がスリリングに展開される極上の物語だ。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By でんど〜 VINE™ メンバー
形式:文庫
最新作「代替医療のトリック」が出たばかりのサイモン・シン。その腕前は、「フェルマーの定理」で証明済みです。

で、その新作が届く前に、まだ読んでなかった「宇宙創成」を読みました。

すでにコメントもたくさんありますが、これは2006年、「ビッグバン宇宙論」という書名で出版された単行本の文庫化で、原題もずばり「BIG BANG」。つまり、宇宙創成そのものである「ビッグバン」について真正面から取り組んだ本です。

訳者もコメントしていますが、「ビッグバンもの」はもう世の中にあふれているのに、「何で今ごろ?」というのが第一印象。古くはホーキング博士からたくさんあって、一般の間でも「宇宙って、大昔に爆発してできたんだ」ってことだけは、だいたい浸透しています。

そういう感覚でこの「宇宙創成」を読み進めると、最初は確かに戸惑います。大昔にさかのぼり、名前を聞いたこともないような科学者たちの「宇宙の謎」への奮闘の歴史が続きます。

でも、それぞれのエピソードがものすごく興味深いんです。

例えば、異なる学説どおしの「血みどろ」の戦い。宇宙は「大昔から常にあったのか」、あるいは「ある時点からスタートしたのか」。その根本的な問い掛けは、以前は五分五分。というか「常にあった派」が優勢だったこともあったと。まるで「天動説」と「地動説」の対立のようです。

それぞれの学派の「証拠集めへの格闘」がまたすごい。その証拠で、「ビッグバン説」がはっきり証明されたという事実にも正直驚きました。でんど〜は、ビッグバンと言っても、それはSFのようなもので、「宇宙の始まりは恐らくそういうもんだろう」程度の概念と思い込んでいたのですが、ここまで厳密な実証の過程を経たものであったとは・・・。

さらに、「世界には始まりがあった」という説は、当然にキリスト教の「創世記」を思い起こすということで、猛烈な宗教論争も避けられません。このへん、客観的学問の極地であるはずの「科学」と、スピリチュアルそのものの「宗教」とが正面から対峙している。日本では考えられない議論のあり方にも想い至りました。

ということで、この本はビッグバンそのものというより、それを題材にして「人類の英知への道のり」を解き明かすことに重点を置いたものなんだ、ということが良く分かります。「科学史」をうんと分かりやすく、万人に提供すると同時に、ニュートンやアインシュタインといった誰でも知ってる科学者の光り輝く業績の影に、何十、何百という名も知れぬ科学者たちの「地と汗と涙」が眠っているんだと。

そういう意味で、著者サイモン・シンの力量は、「フェルマーの定理」に続き。今回も充分証明されました。

さらに評判の高い「暗号解読」も読まないといけません。「代替医療のトリック」も早く届かないかな。
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投稿日: 9日前 投稿者: 中原ミラクルズ
僕たちは本当に知っているのか <下>
下巻から読んでも十分面白いが、上巻はもっと面白い。
上巻のレビューには逆のことを書いておく。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: nanoris
章末のまとめが便利
宇宙創成論の概略を知っている人には
章末ごとに、まとめがついており、
大変便利です。
投稿日: 10か月前 投稿者: Gori
いつの日か続編が出てきそうな雰囲気
(「ビッグバン宇宙論 (下)」の改題・文庫化です。)

上巻に続き、下巻。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: kabukaku
ビッグバンモデル成立への旅路
上巻と比べて難しくなってくる。
現代の理論に近づくほど抽象的な部分が多くなってきて、じっくり読まないと頭に入ってこないこともしばしば。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 風上
上巻は面白かったけど下巻は個々の人間ドラマが長い
上巻は一人一人が出てきて10数ページで完結するスタイルなのに対して... 続きを読む
投稿日: 2010/5/25 投稿者: えびあん
簡単に宇宙が分かる名著
皆さん、宇宙がどのように誕生したかご存知でしょうか。
おそらく、ビックバンという大爆発で宇宙ができたとどこか聞いたことがあるかも知れません。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/7 投稿者: I am an intellectual cat
死屍累々とでも言うべきか
上巻で天動説から一挙に赤方偏位くらいまで行ってしまい、この先一体
どうなるのかなと思っていました。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/21 投稿者: あぶはち
宇宙の謎に迫る物理史です。
本書(上下巻)では、宇宙創成の謎に挑戦してきた人類史、科学史にスポットを当てる。古代ギリシャに始まった天文学。地球、月、太陽の大きさや距離を推定した古代天文学者に... 続きを読む
投稿日: 2009/4/1 投稿者: ichiro.mariners
科学的なことを自分にひきつけて考えること。
 本書のレビューに関しては上巻側で既に書いた通りだ。

 天地創成 下巻の白眉は 実は... 続きを読む
投稿日: 2009/3/9 投稿者: くにたち蟄居日記
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