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5つ星のうち 5.0
太陽の塔の背中に廻ると...、あッ、パイラ人や...!, 2006/2/12
レビュー対象商品: 宇宙人東京に現わる [DVD] (DVD)
本作「宇宙人東京に現わる」は、わが国初のカラーSF映画です(昭和31年1月29日公開)。原水爆の平和利用を訴えるため、遥か宇宙の星から飛来したパイラ人。彼らの一人が美女に変身して、唯一の被爆国である日本の科学者だけに、地球最後の日が迫っていることを教えてくれる...。 本作は核兵器を忌み嫌う日本人もパイラ人も、結局はその破壊力に頼らざるを得ないという、矛盾とも皮肉とも取れる内容や、芸術家岡本太郎氏によるパイラ人のデザインなど、特撮映画ファンにとっても好き嫌いが分かれる作品のようです。 原案の中島源太郎氏は、戦時中、戦闘機「隼」や「疾風」などを生産していた中島飛行機社長、中島知久平氏の長男で、映画プロデューサーだけでなく、政治家としても文部大臣まで務められた方です(故人)。氏が少年時代に身近で体験した現実、父親の会社の戦闘機を問題にしない高性能で、日本の都市を焼き払うB29の大編隊と、B29が投下した原爆による悲劇、その圧倒的な科学力、技術力、破壊力。そして本作からは、人間の英知や発明は、戦争や金儲けのためではなく、防空壕(劇中では天文台の地下室)で怯える子供たちや、平和を愛する全ての人々のために使われるべきだという、優しくて切実な願いが伝わってきます。撮影時は戦後10年しか経っておらず、防空頭巾やモンペなどの戦時用品も印象的に感じました。 的場透特技監督による特撮は、明らかにライバル(当時)の円谷特撮を強く意識した、妥協や手抜き無しの素晴らしさで、余程のファンでも注意して観てないと、特撮だと気付かないシーンもあります。パイラ人出現時の効果音は、後の「ガメラ回転飛行音」でしょうか。 本DVDの画質は、本作の制作年度を考えると上質ですが、経年変化で明るさと色調が不安定です。店屋の赤提灯や役者の衣装などは、退色も少なく上品に発色していて、当時の下町風情が味わえます(片面一層/24F収録)。
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5つ星のうち 4.0
激辛シュンちゃんカレー氏のレヴューについて, 2007/7/8
レビュー対象商品: 宇宙人東京に現わる [DVD] (DVD)
激辛シュンちゃんカレー氏の評が素敵だったので、補記(?)します。 私が観た感想では彼の評はこの作品の大事な事を全て語っていると思います。 私は当時、大映撮影所のあるの街で、小学生の頃この作品を観て『銀子』がテニスで異常に高く跳ぶ場面を強烈に覚えていたもので、懐かしくなりこのDVDを50年程経って最近観た訳けですが、1956年制作とは思えない程、示唆に富んだシナリオに更めて唸りました。特撮の円谷氏不在時の的場氏の映像にも優しい感性を感じました。中島源太郎氏原案とあったにも関わらず、中島飛行機を思いつかなかったのも不覚でしたが、中島飛行機は日本敗戦直前の二層特攻機迄、まさに日本の戦前の航空機の中枢だった訳けですから、想いは重いんでしょう。 本作品も懐かしさを超えて非常に興味あるものですが、上記レビュアーの卓見に敬意を評して参加しました。
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5つ星のうち 5.0
パイラ人が可愛い映画, 2007/5/19
レビュー対象商品: 宇宙人東京に現わる [DVD] (DVD)
世界が認める大天才岡本太郎画伯デザインのヒトデ型宇宙人、 パイラ人が拝めるSF映画です。 兎に角パイラ人は可愛いです。 バックベアード様なんかの一つ目キャラ好きには堪らないものがあります。 映画は反核のメッセージや行き過ぎた科学は人類の首を絞めるのだという ことを訴えていますが、 やはり私はこの映画に出てくるパイラ人の不思議な魅力に惹かれるのです。 ヒトデ型のボディの真ん中にでっかい一つ目がくっついた シンプルだけど星とか宇宙とかそんな壮大なスケールを感じさせる 岡本太郎センス大爆発のパイラ人。 はるばる宇宙の彼方から、反核を訴えにきた、心優しきパイラ人。 国産SF映画の総天然色作品の第一作目の冠と共に今後も語り継がれていくことでしょう。
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