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宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?
 
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宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか? [単行本]

セス・ロイド , 水谷 淳
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

宇宙は何のために存在するのか? それは、計算をするためである。何を計算しているのか? それは、宇宙自体、すなわち自分自身である・・・・・・超微小な粒子を扱う量子技術の向上につれて発展してきた量子情報理論によれば、宇宙とは巨大な量子コンピュータであり、自らを計算によって作り出しているという。そして、宇宙が多様な物体に満ちあふれた、複雑な様相を呈しているのも、宇宙のこの「計算する」能力のためらしい。猫が生きていてかつ死んでいる、荒唐無稽なことの起きるのが、素粒子から成る量子世界である。その量子を用いた、従来のコンピュータとは桁違いの能力をもつ量子コンピュータに関する第一人者セス・ロイドが綴る、大胆かつ刺激的な科学解説。

内容(「BOOK」データベースより)

宇宙は何のために存在するのか?それは、計算をするためである。何を計算しているのか?それは、宇宙自体、すなわち自分自身である。超微小な粒子を扱う量子技術の向上につれて発展してきた量子情報理論によれば、宇宙とは巨大な量子コンピュータであり、自らを計算によって作り出しているという。そして、宇宙が多様な物体に満ちあふれた、複雑な様相を呈しているのも、宇宙のこの「計算する」能力のためらしい。猫が生きていてかつ死んでいる、荒唐無稽なことが理屈のうえで起きるのが、素粒子から成る量子の微小世界である。その量子を用いた、従来のコンピュータとは桁違いの能力をもつ量子コンピュータに関する第一人者セス・ロイドが綴る、大胆かつ刺激的な科学解説。

登録情報

  • 単行本: 280ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/11/10)
  • ISBN-10: 4152088729
  • ISBN-13: 978-4152088727
  • 発売日: 2007/11/10
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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38 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日経サイエンスでベタ褒めの書評があったため、
購入してみました。

著者の書き方の問題なのか、
翻訳上での省略などがあったのかわかりません。
とにかく、他の一般科学書と比べても、
読者の知識量にとても左右される一冊だと思いました。

メインテーマである「ビットで物理現象を解釈すること」について、
理解を助ける情報が省略されていることが多々あり、
その他方で、
原子の構造や、光の二重性を示すスリットの実験など、
よく知られた話題の解説は親切すぎる感じです。

たとえば、ある部分では
「風船のヘリウムガスは20ビットの情報を持つ」
として登場し、議論を展開していきます。
しかし、それがどうして、10でも30でもなく、20ビットなのかよくわかりません。

一応、付近にはなんとなく「粒子数が6×10^23個」という数字はあります。
でも、なぜ風船一個の粒子数はちょうど1モルぐらいと言えるのか?
あるいは粒子数のオーダーが多少違っても議論に影響が無いからラフなのか?
論拠の数字には同様の不透明さが各所でつきまといます。

おそらく、知識の深い読者が読むと、
こうした議論の整合性も、たちどころに理解できるのでしょう。
でも、ビットで物理を考えるのに不慣れな私としては
そこを懇切丁寧に進めてほしいところでした。

それでも全体を読みすすめれば「ビットの変化と第二法則の関わり」などが
薄らぼんやりとわかったつもりになれるようなムードではあります!
また「量子コンピュータ」の理解と、これまでに考えもしなかった「新しい宇宙像」が、
霞の奥から少しずつ浮かび上がって掴めそうになる感覚を覚えることもできます!

たぶん良書なのでしょう。30%未満の理解でも観点の面白さは伝わります。
私のような頭の鈍いサイエンスファンは、★2つくらいにしておきます。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
■「複雑化」が目的の宇宙存在。われわれ人間は、その最先端で、
複雑さの極みを構成している存在である。
人類だけが、私だけが特別という「個体意識」すらも、
複雑化が目的の宇宙の創りだした、人間に与えられた性質だとしたら・・・・・。

■人間は、自己にとらわれすぎて、たまに相互破壊のエラーを引き起こす。
そちらが複雑になると核兵器を開発して、戦争をしようとしたり、
いろいろ複雑の極みの中で、ゼロクリアにまでいかねないリスクに近づく。
精神と物質が別のものだと夢想したりする。

■滅亡しないように、遠い先祖や、子孫を思い、今を生きたりする。
物質と精神、循環を考え、過度な複雑化や放蕩を抑制しようとしたり、
「環境」という概念を編み出したり、試行錯誤する。
これらが、すべて、複雑化を目的とする宇宙存在が、
人間に与えている性質によるものだとしたら・・・・・。

■そんなことを考えることのできる視座を、この本は与えてくれる。
こんな本を読んで、自己の環境に言及している私も、
まさに、これらのプログラムによる性質ゆえと考えると、
それはそれでおもしろい。私は宇宙の一部であり、
それが宇宙全体の言及にかかわっているというおもしろさである。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
科学雑誌で見てみて、
面白そうだなー。と思ってたのですが、
実際すごく面白かったです。

面白いところは、『視点』。

今まで、単なる"物"の現象としか思われていなかった''物理''に、
"情報(ビット)"の概念で立ち向かう。

10とか、00とかの、二つのビットで、マクスウェルの悪魔が、
本当に単純に、綺麗に、説明されてしまうあたりなんかは、本当に目からうろこな状態でした。

『全くの外野』から見れば、エントロピーの割合は減らない、ってことの説明も
ビットを使えば分かりやすく概念が説明できる!

後は、『タイプライターを叩く猿』っていうより
『プログラミングのキーボードを叩く猿』ってモデルの方が
適切(物理現象説明できる)じゃね?
ってところとか
―円周率πとか、ネイピア数eとかって、適当な計算"''法則'"組んでたら出やすい(連分数のパターンを始め、公式のパターン数が半端無い)ですよね―。

『「宇宙=コンピューター」とかしてやったら、
結局どのくらいの性能な訳?(どんくらいで再現できる?)』っていうところとかも秀逸でした。
・マーゴラス=レヴィチンの定理とかから、
『結局のところ、電子や原子の移動とか反応(を計算と見てやると)は
使えるエネルギー量に比例する』
んでもって、
・現在の宇宙全体で、そうゆう粒子の反応(計算)できる総数は、
ざっくり見て
10^92(1000億の10億倍の10億倍の10億倍の10億倍の10億倍の10億倍の10億倍の10億倍の10億倍)ビット(量子重力も考慮したら10^122ビット)
に対して10^122回の計算(反応)が出来るに過ぎないと見積もってます。
(著者は、「え?これっぽっち?」みたいなことを書いています―もっと大きな数を想像してたんです。)

「そう、それっぽっちだ。
宇宙の歴史にわたって、これ以上のコンピューターは存在しない。
だが、それで十分である。
量子コンピューターは、物理系をシミュレートできるパワーを持っているので、
10^92ビットに対して、10^122回の演算を実行できる量子コンピューターなら、
われわれの『観測できるすべてのものを』計算できるエネルギーを持っていることになる・・・・・」

面白いです。量子コンピューターの作り方から(著者は実際に作ってます!)、エピソードまで。万人に・・・とは行きませんが、乱読でも
かなり面白いところ多いし、情報でみる世界観とか楽しかったです。
僕はぜひ、勧めます。
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