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42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
書名と中身が違うのが最近のはやりでしょうか?,
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レビュー対象商品: 宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) (新書)
書名から多宇宙について、超ひも理論からのランドスケープや宇宙進化における人間原理の位置づけなどについて論じたもののように思われますが、 書名は本書の最終章の題名にすぎず、上記について論じた部分はわずかです。 著書のなかの一つの章から書名をつけたものに、宇宙に果てはあるか (新潮選書) もありますが、これは最近のはやりでしょうか? ネットで買う人は書名はその本のテーマであると考えます。 書名は中身に合ったものにして欲しいと思います。 本書の全8章の半分の1〜4章は暗黒物質(ダークマター)に充てられています。 暗黒物質についての研究はこの10年間で飛躍的に進歩し、とくに2003年以降に 暗黒物質の存在を裏付ける重要なデータが多く蓄積されています。 本書はその最新データをいち早く紹介しています。 しかし、この部分は本書の2か月前に出た宇宙進化の謎 (ブルーバックス)と重複しています。 最新の宇宙論を紹介する出版競争も激しいようです。 5章は(暗黒物質ではなく)暗黒エネルギーについて宇宙の膨張速度の加速から 説きおこし、アインシュタインの宇宙定数などに触れるもので、既知のデータを もとにした基本的な部分をまとめています。 6章、7章は多次元宇宙・異次元の話です。 万物を統一する理論の樹立のために最後に残された重力という難題について 重力の特殊性を余剰次元で説明することにより、統一理論を完成させようという のが、最近の有力な理論であり、これを簡単にまとめています。 8章が「宇宙は本当にひとつなのか」を論じた唯一の章です。 書名から多宇宙論や人間原理が中心かと思い購入しましたが、簡単に触れている 程度です。個人的には、8章のテーマを中心にして欲しかったと思います。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
宇宙論の重要なキーワードをコンパクトにまとめる,
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レビュー対象商品: 宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) (新書)
東京大学の数物連携宇宙研究機構の初代所長・村山斉氏の、『宇宙は何でできているのか』に続く宇宙論の入門書である。あとがきなどに記述がないのだが、おそらく前著と同様に一般向けの講義録がもとになっているようだ。村山氏は宇宙物理学・素粒子物理学の若きホープで、最近はTVなどにも出演して宇宙論のおもしろさを専門以外の人たちに語るスポークスマンになっている。本書では、ニュートリノやブラックホールから始まり、暗黒物質、暗黒エネルギーを解説し、なぜマルチバース(多元宇宙)や余剰次元が考え出されたのか、そして宇宙のランドスケープとは、あるいは「人間原理」とは何か、という最新の宇宙論まで紹介する。 全体を8つの章にまとめたコンパクトな構成であるが、重要なキーワードはほぼ網羅している。誰でも楽しめる内容だが、特に高校生のような若い方々に、まず最初に読んでおく本としておすすめできる内容である。
24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最新の宇宙論に感激,
By 香里太郎 "マリン太郎" (京都市伏見区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) (新書)
大学の頃から、よくこの手の本は読んでいたのですが、最近の研究で新しくわかったことが数多くあることに驚きました。以前は、ビッグバンで広がっていく宇宙がこのまま広がり続けるのか、やがては収束に向かうのかと言うことが、問題になっていたように思うのですが、この本の中では、宇宙の加速は逆に速くなっている・・・という驚くような話が書かれていました。 このことは、今までの理論では説明がつかないのですが、どうやら宇宙にはこれまで知られていた以外に別に大きなエネルギーが存在しているらしいのです。 今ある惑星や銀河などを構成する物質を全部集めたとしても、とてもかなわないくらい大きなエネルギーです。 今わかっている物質を全部集めたとしても宇宙全体のエネルギーの4%くらいにしかならないという驚くような話です。 残りの96%は、暗黒物質と暗黒エネルギーでしめられていて、何者かはまだわかっていないそうです。 つまり、わかっていない事の方が多いと言うことが、わかったのです。 それだけ、わからない謎のエネルギーがあると、物事は根本から話が変わってくるそうです。 そもそも、宇宙は一つしかないのか。 我々の宇宙と並行して、数多くの多元宇宙が存在するのではないか。 あるいは、3次元空間と時間軸の1次元を加えた4次元以外に、もっと違う次元が存在するのではないかとか、様々な仮説が検討されて、実証するために実験が行われているというのです。 本当に気の遠くなるような話です。 こんな話をしていると、毎日つまらないことで悩んでいるのがばかばかしくなります。 政治の醜い権力争いや、国と国との戦争など、そんなことをしている場合ではないだろうと言いたい気もします。
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