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宇宙に外側はあるか (光文社新書)
 
 

宇宙に外側はあるか (光文社新書) [新書]

松原 隆彦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◎ 著者の言葉(プロローグより)
私たちの住んでいるこの宇宙がここに確固として存在している、
つまり唯一絶対の存在である、ということは疑いようもなく当たり前のことだと思われるでしょうか。
実は、現代の物理学の知識をもってこの宇宙を眺めてみると、そんな基本的なことさえも疑わしくなってきます。

◎ 内 容
いま、人類の宇宙を見る目は大きく開かれつつある。
宇宙の何がわかっていて、何がわかっていないのか?
宇宙の全体像とは? 宇宙の「外側」とは?
人類はどこまで宇宙のことを知ることができるのか?
現代宇宙論のフロンティアへと旅立つ一冊。

◎ 目 次
プロローグ
第 1 章 初期の宇宙はどこまで解明されているか
第 2 章 宇宙の始まりに何が起きたのか
第 3 章 宇宙の形はどうなっているのだろうか
第 4 章 宇宙を満たす未知なるものと宇宙の未来
第 5 章 宇宙に外側はあるか
エピローグ

◎ 著者プロフィール
松原隆彦(まつばらたかひこ)
1966年長野県生まれ。名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構・准教授。
京都大学理学部卒業。広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。
かつて広島県竹原市にあった広島大学理論物理学研究所に、最後の大学院生として所属。
東京大学大学院理学系研究科・助手、ジョンズホプキンス大学物理天文学科・研究員、
名古屋大学大学院理学研究科・助教授などを経て、現職。
著書に
『現代宇宙論----時空と物質の共進化』(東京大学出版会)、
『宇宙論II----宇宙の進化』(共著、日本評論社)、
『宇宙のダークエネルギー----「未知なる力」の謎を解く』(共著、光文社新書)がある。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ宇宙は存在するのか―。この宇宙は奇妙な謎に満ち溢れている。しかし、現在、人類の宇宙を見る目は大きく開かれつつある。いま、宇宙の何がわかっていて、何がわかっていないのか。宇宙の全体像とは?宇宙の「外側」とは?現代宇宙論のフロンティアへと旅立つ一冊。

登録情報

  • 新書: 258ページ
  • 出版社: 光文社 (2012/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334036678
  • ISBN-13: 978-4334036676
  • 発売日: 2012/2/17
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
上手な解説 2012/4/1
物理や宇宙の学問的知識や考え方、背景がわかりやすく、素人にもぎりぎりついていけるように丁寧に解説されている。読んでいても理解はあまりできないが、なぜか読めるところに解説の上手さを感じました。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
ダークマターなど新しい宇宙論の入門書は数多く出版されているが
本書の素晴らしいところはまだ解き明かされていないことに
きちんと言及していること。
例えば、重力は統一理論の蚊帳の外ということは本書で初めて知った。
これだけでも読んだ甲斐があった。

もちろん、宇宙論の入門書としても解りやすく書かれている。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
本書は全体の2/3を使って、宇宙マイクロ波背景放射とそのゆらぎ、宇宙の大規模構、宇宙の加速膨張の発見等の天文学的知見、及び宇宙の始まりを記述する物理法則=力を統一するモデルを求めてきた物理学の歴史を概観する。ここまでは文庫・新書サイズの宇宙論の本なら触れる内容。

本書の特徴は、宇宙にインフレーションが起こったならば生まれたかもしれないマルチバース、ストリング理論とその応用としての多次元宇宙に浮く膜宇宙を手始めに、現時点では(あるいは永遠に?)検証不可能な領域へと本格的に足を踏み入れていること。具体的には、宇宙を膨張させるダークエネルギーを真空エネルギー(アインシュタインの宇宙項)だとした場合にエネルギー密度が知的生命体の発生を許す値をとることがいかに確率的にあり得ないことであり(ダークエネルギーの微調整問題)、かつそのような値をもたらすダークエネルギーの正体の究明およびそれを記述する物理法則の構築は極めて困難という問題意識から、未解決の量子論の解釈問題の一つの解である多世界解釈、人間原理、さらには時間や空間とは何か、そもそも観測する・存在するとはどういうことか、といった深遠な思索をめぐらす。我々の宇宙が無限にある宇宙の一つならダークエネルギーがほとんどあり得ないほど微調整された値であっても不思議ではないと言えるが、そういう安易な解決でいいのかを自問自答する。もちろん答えは出ない。そして最後に宇宙の10大疑問を列挙して締めくくる。

この本書の特徴的な部分を理解するのはかなりタフ。量子力学の解釈問題だけで1冊の本になる(新書では例えば森田邦久氏の「量子力学の哲学」)から。例えば本書でサラッと「デコヒーレンス(量子干渉性の消失)」が登場するが、説明がないので、その内容を知ろうと思ったら「量子力学の〜」等の他の本を参照する必要がある。

本書に記載された例、例えばブラックホールに飛び込んだ宇宙飛行士はどうなるか、人間の意識と観測の関係についての「ウィグナーの友人のパラドックス」、そして宇宙の観測においては測定対象と測定者が分離されていないとの指摘はわかりやすかった。
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