また、観ました!時々観たくなる作品。なんか、にぎやかで楽しい愛すべき作品。
宇宙は海だ!光子帆船で旅立とう!
有名な「スターウォ−ズ」の対抗(便乗)作品、東映の製作で、ストーリーは「里見八犬伝」、宇宙船は「スターウォーズ」風、監督は深作欣二、特技監督は 矢島信男。
公開当時からいろいろと揶揄されることの多い本作品ですが、
同時期(厳密にはこれより先に)公開の東宝版スターウォーズ『惑星大戦争』と比較しても、
特撮シーンやセット、ストーリー展開、オーケストラによる音楽なども含めて、雑多でもにぎやかで、
全体的に『・・・メッセージ』の方が楽しく面白い。心意気というか勢いが感じられます。
出演者も真田広之、千葉真一、志穂見悦子、と、東映アクションンスターの他、
成田三樹夫,天本英世,佐藤允,織本順吉,丹波哲郎,三谷昇,中田博久,小林稔侍など、
脇も東映おなじみの俳優さんたちも多く、勢ぞろいで、この点も楽しめます。
ビック・モロー氏も、その声の若山弦三氏も良かった。
特撮は、初期のビデオ合成を使ったカットなど画面も粗いですが、それでも勢いで押し切ってがんばってます。
特にSWのデス・スター攻撃を果敢に再現しようとした、シュノーケル・カメラによる要塞内部の通路での宇宙船チェイスは名シーン。
宇宙船リアべ・スペシャルやエメラリーダ号の大規模な実物大オープン・セットもがんばってます。
個人的に好きなシーンは、8人の勇者の証である「リアベの実」が、一人自分だけは仲間ではないのではないかと、
落ち込むロボットのベバ2号のもとに「リアベの実」が現れるシーン。(ベバ良かったね。)
ちなみにベバの声も、東映ヒーローものでおなじみの曽我町子さんです。(残念ながら昨年亡くなりました。)
敵味方の宇宙船のデザインは、やはり「スターウォーズ」風なのですが、姫を乗せた宇宙船の外観が独創的で美しい。
石ノ森章太郎氏による、帆船風デザインで、半透明の帆がエネルギー転換システムになっている構造にも工夫があると思います。
やっぱり日本人にとって宇宙は大海だ!(from「キャプテン・ハーロック」)
帆船型宇宙船は、同時期の石ノ森氏の漫画「サイボーグ009」にも登場していました。
また、森岡賢一郎の音楽も安易なシンセサイザーではなく、オーケストラ音楽で、エメラリーダのテーマ、
リアベの勇士、などが聴かせます。サントラLPも良く聴きました。