あれっ、写真がない。歌詞カードがない。特典映像がない。パッケージのDVDは写真ではなく、プレーヤーに入れるDVDそのものです。
でもこれは買う価値の高い作品ですね。何といっても、宇多田ヒカルとUtadaの2人が出演しているコンサートライブです。
今回のライブビデオの特徴として、非常に短いカットをつないで構成されているということがあります。
前作「ヒカルの5」では、5日分の映像をつないで1曲にするという離れわざを見せた製作陣ですが、今回は1日分の映像ではありますが、マルチアングルを細かくつないで新鮮な映像を創り出しました。
むろんこのような手法はコンサートビデオでは常套でありますが、この作品では特に1つのカットが短く、視覚的に切れ味鋭く写ったところが印象に残ります。
曲の構成はとしては、初期からの有名どころがずらっと並んで見ている側は息抜く暇も無いほど、という感じです。
他の方も言ってらっしゃる通り、ほとんどのアレンジがシングルカット版と同様で、変にライブ用に編曲していないところが安心でした。
またUtadaの楽曲ですが、アメリカでの売れはイマイチと聞いていますが、私はExodusを高く評価します。アメリカ志向の曲作りであっても、楽曲に宇多田の雰囲気がはっきり出ていると感じるからです。
特に「Kremlin Dusk」がお気に入りなので、今回十分満喫いたしました。
しかし、Exodusにおける歌い方は何だか宇多田とは別の人みたい…。きっとこのアルバムでは、アメリカ国籍をも持つUtadaになって歌っているのだな。
宇多田と並べて聞くと、思わずアメリカうけする歌い方と、日本うけする歌い方の違いを感じてしまいました。
いずれにしても、宇多田ヒカルのすべてを味わえる内容、宇多田を知らない人にも是非見て欲しいライブDVDでした。