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それでは、著者の主張は成功しているか。確かに、音楽業界を批判した部分については、なるほどと思う記述も多々あった。しかし、そのほかの記述については、随所に宇多田の曲に都合のいいような展開になっており、成功しているとはいえない。一例を挙げると、GLAYの曲の構成はめちゃくちゃだと批判しておきながら、宇多田の曲の言葉の切り方も聴いている限りではおかしいと思うのだが、著者はリズム感がよいといって批判していない。どちらも未熟な曲だと批判できるにもかかわらず、である。
これまで述べたとおり、この本の内容は玉石混淆なのだが、あるものをどうほめるかの参考になるので、仕事の参考にはなるかもしれない。
ついでに、後半では若いアーティストに売り出そうと頑張っている親に対する意見などもあって面白い。
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