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孫文の辛亥革命を助けた日本人 (ちくま文庫)
 
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孫文の辛亥革命を助けた日本人 (ちくま文庫) [文庫]

保阪 正康
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

清朝末期の混乱の極みにあった1911年、中国初の近代革命となる辛亥革命が起こる。その義挙成功の陰には、アジア解放の夢のもとに、革命の指導者・孫文を助けようと一身を賭した多くの日本人がいた。義によって時代を駆け抜けた孫文と宮崎滔天、山田良政・純三郎兄弟の活躍を軸に、日中にまたがる人間交流を緻密に描いたノンフィクションの傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

保阪 正康
評論家。ノンフィクション作家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学卒業。出版社勤務を経て著述活動に入る。日本近代史(とくに昭和史)の実証的研究、医学・医療の分野を検証する作品を発表している。第52回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 397ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/8/10)
  • ISBN-10: 4480426345
  • ISBN-13: 978-4480426345
  • 発売日: 2009/8/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
現代日本人にはすっかり馴染みがなくなってしまった孫文だが、孫文と明治期の日本人との関係をわかりやすく詳細に書いている。
基本的には山田純三郎が中心になっているので、そのせいなのか、もしくは何か意図的なものがあるのか、その他の日本人に関しては、人によってあまりにも簡単にしか触れられていない人物も多い。また、戦後共産党中国に残って、福祉の充実に貢献した宋慶齢は、ほとんどと言っていいくらい日本との関係に触れられていない。まあ、よく知りたければイスラエル・エプシュタインの「宋慶齢」を読めばいいのだが、しだいに日本政府に裏切られていく過程を述べるのであれば、慶齢と梅屋庄吉は欠かすことの出来ない大変重要な人物であったはずだ。山田純三郎が共産主義を強く否定する箇所を強調している部分など、台湾の取材協力者に配慮した政治的な面も出版に大きく影響しているのかもしれない。
宮崎弥蔵の死亡年、黄興と宮崎'天との出会いの時期、年表中の孫文と宋慶齢との結婚の年など、細かな部分では間違いがあったり、場所によって多少小説っぽい表現もあるものの、辛亥革命と孫文、日本人との関係を知るには、この時代の歴史を知らない方々には最初に読むべき良い書籍であると思う。
願わくばどこかの出版社から、時系列的に孫文の活動と日本人との詳しいドキュメントを出していただきたいものだ。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hiro
形式:文庫
 昭和史に関する保阪さんの作品を多いが、本書は比較的初期の作品であり、著者にとっても思い出深いものであろう。本書に触れられている山田良政、純三郎兄弟は、東北人らしく、生前自身でほとんどその足跡を語ることはなかったため、宮崎兄弟、萱野長知らに比べると知名度は低く、故郷の青森でも知る人は少ない。その資料の多くは三男順造氏のところにあり、長年父の自伝を書こうとしていたが、志半ばで病で倒れ、その遺志を保阪さんによって結実したのが本書である。
 本書のハイライトのひとつに、孫文の遺書がある。汪兆銘により発表された国民党の遺書では、中ソ提携して、帝国主義をやっつけろとなっているのに対し、本書で描かれている純三郎の語るものは違う。臨場感、純三郎の人柄からして明らかに後者が真実と思われる。保阪さん自身もその代表作「昭和陸軍の研究」で、孫文の孫、孫治平氏にインタビューし、孫文の死去に際して、その枕元に山田純三郎がいたかと質問しているが、孫文の遺書に関するなぞは未だに不明である。
 ここには中国民衆、辛亥革命に奮闘した誠実な日本人の姿がある。現代中国、台湾との要に位置する孫文と山田兄弟、宮崎滔天との交流、それに対する日本政府の仕打ちを知ることは、今後の日中、日台関係を考える上で、参考になろう。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
辛亥革命に協力した日本人のいく人かが持っていた、
あの道義や正義はなぜ生かされなかったのだろう。
なぜ、日本と中国が共に手を携えて、という道を
選べなかったのだろうか。

孫中山〈孫文)には多くの日本人が共感して支援した。行動をともにして戦死した日本人、
山田良政の存在や、孫中山の死に立ち会った唯一の日本人、山田純三郎の存在は大きい。
山田純三郎は国民党の一員、蒋介石等の仲間として最後まで中国革命に一生をささげた。
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