うーん、本来、このシリーズは、読みにくい名作を、まずは漫画で理解しよう、ということで始まったのではなかったか。
孫子は、そもそも、そんなに読みにくくはない。
徳間の古典シリーズ「孫子・呉氏」などは、とても読みやすくできている。
古典にアプローチするのが容易な作品を漫画化するもの結構だが、漫画の力もどうだろうか。
森なのか、人だかりなのかわからないほどに省略された構図はいかがなものか。
孫子のエッセンスも、ごく一部だけしか紹介されていない。
これでは、入門書としても、あまりに簡略化しすぎだ。
マニアには物足らないだろうし、まったく知らない人には、結局、この漫画が何をいおうとしているのか理解に苦しむだろう。
孫子は、徳間のシリーズを直接読んだ方が理解は早いと思う。